オススメできる日記の書き方はあるのか。2冊の比較 第153話
1.日記はどのように書けば良い?複数の主張
みなさん日記は書いていますか?
僕は毎日書いています。
しかし以下の本を読んで、少し辞めてみようと思いました。
その本はこらちです。『Insight』著:ターシャ・ユーリック
科学的データをもとに自己認識について考察を展開している洋書です。
内容は割と抽象的ですが、一般論に反した内容が示されており非常に興味深いです。巻末資料が豊富なのも嬉しいですね。
この本には「日記は毎日書かない方が良いだろう。」というメッセージがあります。
かなり衝撃的ですよね。
この本をレビューしたい。しかし、本の主張を鵜呑みにすることもまた危険である。
そう考えた私は1つアイディアを思いつきました。
日記を書くことを奨励している本を用意し、比較するのです。
ここではあくまで比較だけ述べるので、今後どうするかはみなさんに委ねます。
それでは比較していきましょう!!
2.日記を書くメリット
まず「日記を毎日書こうぜ!」と述べている書籍を紹介します!
それはこらち。『アウトプット大全』です。かなり知られていますし入手しやすいと判断したのでセレクトしました。
ここでは日記を書くメリットについて以下の5点が示されています
(1)アウトプットしたり書いたりする能力の向上
(2)「楽しい」を発見する能力の向上(日記にポジティブな内容を書いた場合)
(3)ストレス発散(内面を外に吐き出すため。)
(4)幸せになる(ブリガムヤング大学の研究結果もあり。)
(5)自己洞察力、内省能力、レジリエンスの向上
この5点です。まあ何となくわかります。
次に『Insight』の主張を紹介しますが、論点は(5)の自己洞察力~という点です。
『Insight』では間違った内省をしている人が大半というメッセージもありますので、よくよく参考にしてみてください。
3.内省の誤ったやり方
『Insight』では、日記のポイントを以下のようにしています。
「こころのライティング」
具体的には、一度に20~30分ほど時間を設けて、人生に大きな影響を与えた問題に対する一番深い思考と感情を書き出すというやり方です。
ある研究では、上記のように日記を書いた人は「記憶力」「成績平均点」が良い傾向に見られたようです。また仕事を辞めても他の職を得るスピードも極めて早いと言われています。
そしてポイントは「ポジティブな出来事は深く書かないこと」です。
G・K・チェスタトン曰く「幸せとは宗教と同じように神秘的なものであり、決して理屈づけるべきではない」と述べています。ポジディブな出来事について考えすぎると喜びが奪われてしまうようです。
そのため日記では、ネガディブな出来事を深く検証することが良いそうです。あくまでポジティブな出来事は考えすぎない程度にしておきましょう。
日記をつける際に陥りがちなワナは「感情」「思考」のどちらかに大きく偏ることです。感情のはけ口にする等です。「短い物語風のシーン」のように、自分の思考と感情の両方を消化する際にのみ、真のインサイトが生まれるようです。
4.日記は毎日書かないことが最善
極めつけはこれですね。
なぜこのように言われるかと言うと、散々な出来事について二週間以上書くべきかどうかすら疑わしく、自己憐憫のサイクルに陥ってしまうためと述べています。折に触れて立ち返り、自分が人生のどの位置にいるかを見定めるツールとしての日記なので、毎日は不要と言うことでしょう。
5.最後に
このブログでは、必ずこうすべき!ああすべき!とは述べないことにしています!
個々人に合う、合わないがあると思うので。
後はみなさん自身で判断していただければと思います。
間違いないのは、本の内容を鵜呑みにしないということでしょうか。
いくら科学的データがあっても、一旦自分で試してみてスッキリする方法を選択してもらえればと思います。
私は一旦、日記は書籍のアウトプットだけにして1週間に一度上記の方法で記してみようと思います。
もし何か違う科学的データがあれば教えてください!
感想フォームも添付しておきます!
それでは本日もありがとうございました!!!
また明日もよろしくお願いいたします!!