アカデミックな書籍の読み方オススメ 第157話
1.アカデミックな書籍をどう読むか
昨今、アウトプットの重要性が囁かれ始めました。
ビジネス書を読んだら行動しよう。
小説を読んだら感想を人に話そう。などなど。
つまり、本を読み続けるだけだと勿体ない。忘れてしまう。
だからアウトプットして、より深い理解をしよう!ということですね!
今回は「読書」にカテゴリーを絞りブログを述べようと思います。
というのも自己啓発書やビジネス書の読み方、本のレビューはたくさんあがっている一方で、どこか「哲学」や「歴史」「科学」のようなアカデミックな書籍の読み方やレビューはあまりされていません。
これは単純にビジネス書の読み方に比べてアカデミック書の読み方は需要がないと言ってしまえばそれまでなのですが、本当にそうでしょうか。
確実に需要がある保証はありませんが、アカデミックな書籍の読み方をブログにすることに挑戦しようと思います。
自己紹介をしておくと、私は都内の大学で哲学を専攻しているものです。
ただ哲学だけでなく、歴史、政治、科学、美術など関心の輪は平均よりも広いのかなと感じています。
そんな中で、本の読み方については日々試行錯誤を繰り返してきました。
恐らく当たり前な内容であったり、至らない点もあるかと思います。
その際はこのGoogleフォームに投稿していただきたいのです。いただいたコメントや感想はブログで共有させていただきます。みなで本の読み方を洗練させていきましょう。
もし自分なりの好きな読み方がれば是非そちらを優先してください。
さて、本題です。
私が気をつけているアカデミックな書籍の読み方は以下の2点です。
(1)本質を探求する意識を持つ。
(2)忘れても問題ない仕組みを作る。
極めて抽象的ですので、以下の2点について具体的な行動例まで落とし込み公開させて頂きます。
2.本質を探求する意識について。
本質を探求するメリットは2点です。
〇知識マシーンにならず、要領が良くなる。
〇アイディアの活性化に繋がる。
ただこれを説明する前に、どうすれば本質を抜き取れるのかという問題がありますね。
自分なりの答えは「抽象化」です。
その内容の余計な箇所を削ぎ落とし、汎用性の高いレベルの知識として記憶します。
つまり、文章全体を一言で言えばこうだよね。そしてこの内容は他のこういう現象にも当てはまるよね。というイメージです。
例えば、こんな文があるとします。
「勉強は、授業を受けて問題を解く。この繰り返しだよ!!」と。
これを抽象化するとこうなります。
「学ぶことは、インプットとアウトプットのサイクルである。」
これは他のこのような現象にも当てはまります。
「仕事を覚えるには、セオリーを学んだ後に実践することが一番だな。」と。
本質を掴むことで知識をクリアに整理できますし、現実世界にもある程度応用ができます。
この応用ができらというのが、メリットの「要領がよくなる」に繋がります。
そして抽象化したアイディアは汎用性が高いので(先程の例より)、新しいアイディアの素材になる場合があります。アイディアの活性化につながりますね!!
3.忘れても問題ない仕組みを作ることについて
次に仕組みづくりの話です。
私自身、忘れることは大事だと考えています。
脳には容量がありますので、忘れない限り新しい知識が入りにくくなってしまうためです。
しかしせっかく学んだことを忘れるのは勿体ない。
そこで先程述べた本質を、ノートに転記しています。
つまり忘れても、いつか思い出せる仕組みを作っています。
そこでオススメなのがkindleの活用です。
古い書籍はkindle対応していないかもしれませんが、それ以外の場合はKindleを使うと良いと思います。使うメリットは2点あります。
〇語句が簡単に調べられる。
〇ハイライト機能が便利。
Kindleは語句を調べられるので、わざわざ本とスマホを行ったり来たりする必要がなくなります。
またハイライトという機能により、自分がマーカーをした場所を簡単に探し出せます。
ノートに転記する際に非常に役立つでしょう。
そして転記についてですが、私はパソコンのWebアプリに転記しています。
紙ノートでも良いのですが、検索できないのがネックです。思い出す際に即検索をかけて思い出せるようにしたいのです。
さらに転記には文章だけでなく、本質も記述します。ただここまですると大変なので、私は数多くのマーカーから5箇所まで厳選して記述をすることをルールにしています。
笑えるほど多くのアイディアが思いつくようになりますよ。
以上が、私なりのアカデミック書籍の読み方でした。
無論、論文等はまた別の読み方をします。あくまで書籍のお話です。
4.オススメのアカデミック書籍
最後に私が最近読んで面白かったアカデミック書籍の紹介をします。
『超訳 ヨーロッパの歴史』著 ハースト・ジョン
『図解「21世紀の哲学」がわかる本』 著 中野 明
『そうだったのか現代思想 ニーチェからフーコーまで』著 小阪 修平
この3冊は非常にわかりやすく、面白いです。
特に2冊目の本はブログネタの宝庫にもなっています。非常に面白い。
それでは感想フォームを貼っておきます!
いつも感想をくださる方ありがとうございます!
スターをしてくれている方々も本当にありがとうございます!!
それでは本日はこの辺で。
また明日もよろしくお願いします!!