【考察】目的なきコミュニケーションの大切さ 第150話
1.コミュニケーション・クライシス
最近、個人的な危機感を抱いています。
コロナウイルスにより急速にオンライン化が進みました。
我々大学生は特にその影響を顕著に受けており、主なコミュニケーションの形式はZoomに固定されました。
したがって日常から目的のないコミュニケーションが排除されたように思います。
目的のないコミュニケーションとは何か。いわゆる友人との雑談ですね。
すれ違うことで偶然誘発するコミュニケーション、
溜まり場に行って目的なく交わされるコミュニケーション、
これらがなくなりました。
個人的な話になってしまいますが、僕は昔から目的のあるコミュニケーションを最も重視すべきものとして掲げていました。溜まり場で話すことも大事ですが、それよりも議論や個人活動の話をすることが好きでした。
しかしコミュニケーションがオンライン化する中で、改めて目的ないコミュニケーションの大切さがわかりました。
2.目的のないコミュニケーションの意義
目的のないコミュニケーションは各人が自由に話し合います。
最近あった面白いこと、同僚の愚痴、授業の話など…。
かつては、特に愚痴なんかは無意味なものとして斥けていたのですが、「なぜこの人はこんなに不満を抱いているのだろう?」「何か解決策はないものか?」といったようにアイディアに結びつくことは非常に多かったです。
自分にない発想の種は、目的のないコミュニケーションから多くもらっていました。
日々幾度も行われていた数多くの「目的なきコミュニケーション」には以下のメリットがあると思います。
〇距離を縮めることができる。
〇自分にない着想を得ることができる。
〇ストレス解消になる。(一部を除いて)
このような機会が、オンライン化によって減りつつあると思っています。
Zoomを立ち上げようと考える点で、既に気張っているからです。
Zoom飲み会も実は気張っているかなと思っていて、オンラインの沈黙は通常よりも「話さなきゃ!」という意欲を掻き立てられる気がします。余程仲の良い友達を除いてですが。
だからこそ、対面での飲み会やオフィス出勤は数こそ減るものの、完全に消してはいけないものと感じている所存です。
私たち哲学専攻が楽しみとしていたディスカッションや読書会もなくなりつつあり、非常に寂しい思いをしています。
確かにオンラインは便利になりました。
しかし対面に完全に代替することはもう少し先でしょう。
AR等の技術の発展を望むばかりです。仮想空間で対面のようにコミュニケーションを取ってみたいですね。
3.目的なきコミュニケーションを大事にしよう
少し論点が逸れましたが、結論として「目的なきコミュニケーション」は大事にしてほしいと思っています。
例えば実家で暮らされている方は是非ご家族とのコミュニケーションを大事にしてみてください。(もちろん個々の事情はあることは重々承知です。)
私は一人暮らしなので、突発的に発生する親とのコミュニケーションはありません。
なので次実家に返った際は、スマホやSNSに対する時間は減らして家族との時間を増やそうと思います。
では今日はこの辺で終わりにします!
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本日はありがとうございました!
また明日もよろしくお願いします!