良いリーダー像 『君主論』から学ぶ 第145話
1.「良いリーダー」を古典から学べ
「良いリーダーになるにはどうしたらいいんだろう?」
「チームの業績をあげたいのだが…良い方法が…。」
このように考えている方は現代において極めて多いと思います。
そしてそのようなことを考えるほど業務に真摯に向き合う方は日々啓発書やビジネス書を読んでいるのではないかなと思っています。
そこで今日は歴史的古典である『君主論』の概要と、著者のマキャベリの紹介をしようと思います。
確かに、現代における最新のビジネス書を読むことも大切です。
しかし過去の古典から学ぶことで良いインプレッションを受けるかもしれません。
今日は
1.マキャヴェリとは何者か?
2.『君主論』の主張は?
3.まとめ
以上の3段構成でお送りします。
宜しければぜひご覧ください!
2.マキャヴェリとは何者か?
雑学及び教養としてとしてマキャヴェリの紹介を致します。
興味ない方は「3.『君主論』の主張とは?」まで飛んでもらっても差し支えないです。
『君主論』の著者、ニッコロ・マキャヴェリはルネサンス期のイタリア政治の思想家です。生まれは1469年です。
当時のイタリアといえば、壮絶な勢力争いに明け暮れていた戦乱の時代です。
さらにさらに、ドイツやフランスは絶対王政の元に強力な都市国家を形成していましたので、イタリア侵略の好機を狙っていたんですね。
マキャヴェリは当時外交を担当していました。戦乱において当時マキャヴェリが担当した国(フィレンチェ)は、とても脆弱だったようです。マキャヴェリはそんな共和国を支えるために奮闘していました。
このチェーザレが『君主論』の根源にあるようですね。つまり敵から「理想のリーダー像」のヒントを得たようです。
結局1512年にフィレンチェ政府はスペインによって解体を求められます。
結果としてマキャヴェリは職を離れるということが一連の流れでしょうか。
3.『君主論』の主張とは?
『君主論』が述べていることは「為政者は政治と道徳を切り分けよ」というメッセージです。
もっと根本的な点では、「リーダーは目的のためには手段を選ぶなよ。」というこです。
マキャヴェリズムという考え方ですね。
マキャヴェリの主張は以下のようなものです。
「君主に必要なのは恐れられることだ。愛されることよりも。」
つまり君主には、社会秩序を保つためには容赦のない厳罰を行うだけのマインドが必要ということですね。
このリーダー像を体現したのは誰でしょうかね…。
個人的にはムッソリーニは該当するんじゃないかなと思ってます。ファシストの独裁者ですね。やっぱり権力を確固たるものにするには「愛」だけではいけないということですね。
結果として「良いリーダーとは、恐れられる冷酷なリーダーだ。」ということでしょうか。「目的のためには手段を選んではいけない。」というトップダウン型の思想もありますね。
4.まとめ
我々からしたら受け入れにくい思想かもしれません。
しかしかなりウィットに富んでいて、本質的なことも事実。
すべて取り入れるのは難しいですが、自分のリーダー像の参考にしてみても良いかもしれませんね!
もし『君主論』を簡単に読みたいという方は、このマンガをオススメします!!
それでは本日もこの辺で失礼します。
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それでは本日もありがとうございました。
今後ともよろしくお願いします。