【書評】頭が良くなる箇条書きの使い方 第141話
1.頭が良くなる箇条書き
「うまく相手に情報を伝えられない…。」
「面接で端的に自分の話を述べることができない…。」
そう思ってる方は少なからずいますよね。
朗報です!!!
今日と明日でそのようなお悩みを解決するビジネス書『超・箇条書き』の書評をしていこうと思います。
著者はシリコンバレーで働き、多くの起業家と関わってきた杉野幹人さん。
この書評では本当にさわりの部分しか述べることができないため、もし興味が湧いたらぜひお近くの書店やAmazonでポチってみてください。
この書評は5段階構成で述べます。
1.箇条書きの重要性
2.箇条書きの技術①
3.箇条書きの技術②
4.箇条書きの技術③
5.この本の使い方の一例
今日は箇条書きの重要性①までを述べていきます!
それでは本編へどうぞ!!
2.箇条書きの重要性について
箇条書きは本当に強いスキルです。例を示した方が早いかもしれません。
例文1)A君は本当にすごい人だ。通りすがりの女性の多くはA君に恋をする。クラスでもモテモテでバレンタインは300個もチョコレートをもらっている。しかも頭も良くて偏差値は72以上あるようだ。なおかつサッカー部のエースでもあり全国大会出場の決め手もA君が作ったようだ。だから彼は部活でいつも重宝されている。
例文2)
A君のすごさは3点。
モテる
頭が良い
運動神経が良い
例文1の方は情報量も多いし丁寧ですね。ただ最後まで読む気になりません。情報量が多すぎるためです。
例文2は非常にシンプルです。情報量が少ないため、処理が楽なのです。
このように箇条書きには「読み手や聞き手の情報処理の負担を減らす」というメリットがあります。
これは面接のような、あまり関心をもっていない相手に訴える際に非常に有効なのです。
忙しい人や関心がない人にも伝わりやすく、だからこそ好印象を与えることがてきる。
これが箇条書きのメリットであり、重要性でもあるんです。
今後社会人として生きていく上で、お忙しいビジネスパーソンと関わる機会は多々あります。
その際、自分の伝えたいことを必要最低限レベルで伝え、相手に動いてもらうには必要なスキルでもありますね。
3.超・箇条書きの技術① 構造化について
さて、それでは技術の話に入ります。
まず第一は「構造化」です。
簡単に言い換えると、全体を見てすぐ理解できるようにするということです。
以下の例をご覧下さい。
・最近体の調子が悪い
・睡眠不足が主な要因である。
・仕事が多すぎて睡眠が取れない。
・家事もしなければならないので睡眠が取れない。
・とりあえず上司に相談する。
これを見ただけで全体像はわかりませんね。無茶苦茶な例です。
なので「整理」をしましょう。
上記の箇条書きは「現状」「課題」「今後」に分けることができます。
○現状の体の調子
・睡眠不足ゆえに体の調子が悪い。
○2点の要因
・仕事が多すぎる。
・家事をしなければならない。
○今後の方針
・上司に相談する。
わかりやすくなりましたね。
似たものを集めてグルーピングする。そしてわかりやすくする。これが構造化です。
この『超・箇条書き』では、この程度に収まらない技術や情報が詰まっているので、これだけではありません。
その「整理」をするコツとしてガバニングがあげられます。
4.ガバニングとは
ガバニングとは、頭出しのまとめのことです。
伝えたいポイント2点述べる際に、
「ポイントは2つあります。」と述べますよね。これがガバニングです。
先程の例では、
「2点の要因」等がそれにあたります。
これはメール等で使う事も可能です。
○○さん
現在の状況A.Bについて、2点の報告と2点のお伺いをさせてください。
【報告】
~
~
【伺い】
~
~
ご確認よろしくお願い致します。
△△
とてもわかりやすいですね。上司の人が見てもすぐ理解できるでしょう。
このガバニングの他に、あと2つの「構造化」に関するテクニックが本書では紹介されています。
気になった方はぜひご覧下さい!!
5.まとめ
それでは今日は一旦ここで終了とさせてください。
もし気になったことがあったり、読んだ感想を教えてほしい!等があれば質問も受けつけています!是非ご活用ください!!
繰り返しになりますが、とても良い本です。
ぜひみなさん読んでいただきたいと思います。
それでは本日もありがとうございました!
明日もよろしくお願い致します!!