「伝える」を届けるブログ

都内の大学で哲学を専門として学んでいる3年生です! ここで哲学ときくと、現代においてマイナーな分野にされているというイメージを抱かれるかもしれません。そういったマイナーな「哲学」から世の中を見るとどう見えるのか?どう役に立つのか?といったことを中心にブログにしていこうと思います! その他映画や本のレビューを公開していきますので是非チェックしてみてください!

音楽の本質を哲学生が徹底考察 第131話

1.音楽の本質とは

こんにちは!!

 

今日は「音楽の本質」について述べていきたいと思います。

 

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これはオーロラです。

僕は音楽を専門にしているわけでもなくただ頻繁に曲を聴くだけなのですが、哲学を学んでいるだけあって考えることが好きで、だからこそ音楽に対して感性だけではなくて思考という側面から触れ合いたく感じて考えてみることにしました。

 

私は高校生の頃に一時期作詞家になりたいと思ったこともあり、歌詞に重きを置いて曲を聴くことが多いです。

 

特にヒップホップとロックが好きなんです。

テンション上げたい時に限ってはガチガチのロックだったり、海外のhiphopを聴いてメロディを楽しみます。しかし大抵の場合は歌詞に重きを置いております。

 

なので、ロックに関してもかなり哲学的なアーティストが好きです。amazarashiさんとか。

 

ヒップホップも「女と酒!!」みたいな男の夢を体現しているヒップホップよりも、社会をバチバチにディスったり皮肉を込めていたりする攻撃的な曲や、超抽象的で知的なリリックが好きです。NORIKIYOさんとかBRON-Kさんは好きですね。別に「女と酒!!」の曲をを知的でないというつもりはないですし、自分も好きな曲があることは述べておきます。

 

今日の本質はその辺の経験だったり感情も合わさって行き着いた個人的な結論なのでもちろん異論はあると思います。もしあったら感想フォームで教えてください

 

2.共感性こそが本質

 

音楽の本質とは何か?

結論として、僕は共感であると思っています。

 

アーティストや歌詞にどれだけ自分の内面を重ね合わせられるかということです。

 

なぜこう思ったかというと曲を聴いてカッコイイと思う感情は、自分をアーティストに重ね合わせている感情であると思うんです。「こういう人になりたい!」のような。

 

例えば、一昔前の尾崎豊さんだったり、長渕剛さんが人気を博したのはやはりそのキャラクター性であったり、社会の代弁者みたいなニュアンスがあったなと思うんです。みんなが社会に対して思ってる不満、でも公に言えないことを長渕剛さんが代弁して発信することで多くの観客は長渕剛さんに共感をする。気持ちを重ね合わせる。

 

僕も同じで、根本的な欲望に女の人とに囲まれたい!だったり、お酒を飲んで生活したい!という欲望はゼロに等しくて、キャバクラに行く時間があったら文章を書きたい、考えを巡らしたい、という感情があるので、社会風刺をしているヒップホップやロックの音楽には自分を重ね合わせてしまうんです。

 

3.共感とは何か

 

前項では「共感」という抽象的な言葉でまとめてしまいました。

これは何かというと、アーティストや曲と類似した体験を自分が持っているということではありません。

 

「その人になりたいor惹かれる」だと思うんです。

なりたいということは、その人の思想や考え方に納得しているor惹かれている状態。

つまり「共感している」ということなのかなと思っているんです。

 

西野カナさんとかが代表的な例ではないでしょうか。

 

失恋ソングには多くの失恋した方が共感をして人気が出ている面もあると思います。全てがそうというわけではありませんが。

僕も失恋したことはないんですけど、聞いたこともありますし良い曲だなと思います。

 

4.お涙頂戴とセルアウト

 

その人間がみな持つ「共感性」を利用したアーティスト像というのがいわゆるお涙頂戴だったりすると思うんです。「俺には金がない!けど頑張るぜ!」みたいな曲です。

 

あとは社会風刺よりも恋愛ソングの方が人々は共感しやすいと思います。

その点で恋愛ソングのほうが売りやすいですよね。

社会風刺を歌っていたはずの人がいつの間にか恋愛ソングを歌うという事実に対してセルアウトという皮肉を使うこともあります。

要するに自分の思想ではなくてお金に逃げたと。

 

これらは全部人間に内在する共感性の派生物なのかなと思っています。

 

5.倒錯現象

 

音楽業界は面白い現象があると思っています。

それは、一般的な社会では圧倒的マイノリティに立つ人か多くのマジョリティを惹きつけるという構造です。

 

これは全部「共感性」の象徴なんじゃないかなと思っています。

 

確かに西野カナさんみたいな「マジョリティー(一般人)から支持されるマジョリティー」というアーティスト等もあります。

 

しかし自分に無いものを持っているアーティストに惹かれる構造。

つまり「マジョリティーから支持されるマイノリティーのような構造もありますよね

 

そう考えた時に、やはりマイノリティー側に立つアーティストは人を惹きつけるだけの根本的な力が、センスが、カリスマ性が、雰囲気が、そういった諸々のものが必要になるのでやはり音楽業は困難を極める道なのだと思います。曲を作ることは自身の価値観の表明なのかもしれません。

 

7.まとめ

 

今日は音楽について考察した内容を述べていきました。

 

音楽は本当に奥が深くて、抽象的な営みなんですか自分はその抽象性が返って心地がいいなと思っています。

 

このブログの運営者は哲学を専攻している者、このような考察ブログを運営しています。

もしこのブログを読んでくださって面白いと思った方はぜひ今後もお願いします。

もしかよければ感想フォームも貼っておくので、是非お願いします!

ブログの感想

 

それでは、今日はこの辺で失礼します。

読んでくださってありがとうございました!!