哲学生が最近購入した興味深い学術書4選 第87話
0.学術書の魅力を語る
こんにちは!!!
そろそろ大学も前期が終わろうとしています。
おそらくオンライン授業はずっと続きます。
どのようにモチベーションを保つかは重要な課題になりますね!
先日、哲学生がどのような書籍を読んでいるのかきになる!!といった声をいただきました。興味を持っていただいてありがとうございます!
というわけで、最近読んだ学術書を何冊か紹介致します!!
本編へどうぞ!!
1.最近購入した学術書4選
①『ハリネズミと狐 『戦争と平和』の歴史哲学』 著 バーリン
バーリンは最近まで活動を続けていたイギリスの哲学者です。
この本はロシアの文豪「トルストイ」を取り上げ、その歴史観を探るといったものです。
とても薄い本ですが、歴史叙述を形而上学と絡めており、かなり読み応えのある本だと思います。
解説も掲載されているので心配はいりません。歴史が好きな方は手にとって見ると意外と面白かったりするかもしれません。
②『はじめての構造主義』 著 橋爪太三郎
「構造主義」という考え方の入門書です。誰かにオススメしてもらったんですよね。。。
構造主義の説明は省きますが、本書では主にレヴィ・ストロースを取り上げています。
ソシュールの言語学やモースの贈与論、数学史も含めた重厚な入門書です。
哲学には「ある思想を批判する」というところから思想がスタートする運動があると思います。近代思想を否定したのが現代の思想といえる側面もあると思うので。
そのため現代思想を学ぶには、「ある思想」であるハイデガーやニーチェを学ぶ必要があり、ハイデガー等を学ぶにはカント、ヘーゲル、スピノザを学ぶ必要があり、それらを学ぶにはデカルトやイギリス経験論を学び(以下続く)といった具合に、中々現代の思想に踏み込めないのです。
なので思い切って入門書を買ってみました。近いうちに紹介できるくらい理解を深められたら良いなあっと思っています。
③『逸楽と飽食の古代ローマ 『トリマルキオの饗宴』を読む』著 青柳正規
Kindleで安かったので買いました(笑)
表紙がおしゃれ?ですよね!
古代というと現代より貧しいんでしょ?というイメージが有るかと思いますが、そのイメージとは随分違うタイトルだったのでポチりました。
この本の論点はおそらく饗宴でしょうか。
饗宴というのは昔の飲み会のようなものです。
皇帝ネロと饗宴を紐付けながら古代を暴く想像以上に重たい書籍ですが、
頑張って読もうと思います(泣)
④『はじめてのアメリカ音楽史』著 ジェームス・M・バーダマン
なんで買ったんだろう(泣)
特に解説することはありません。
ただ音楽の歴史って意外と興味深くありませんか。
みなさんが聞いているロックやジャス、ゴスペル、ヒップホップ、レゲエのルーツを知りたくありませんか?
音楽のルーツを知ったとき、その歌詞の深さや音楽が背負う業をまざまざと感じることができるのかなあという期待をしています。
こうご期待ですね!!
2.読書の夏
こんな感じで、割と脳死で購入しています。
読書をして面白いのは、違うジャンルや著者、学問が同一の結論に達する瞬間だと個人的に感じています。
それだけ自分の知的財産になり、また知的好奇心も満たされるので、将来は農業でも営みながら晴耕雨読の生活を送りたいですね。
では下の感想でも書いていただいて、またネタを提供してください(笑)
https://forms.gle/jmAgnCXxeixBKN4m9
それでは本日も読んでくださりありがとうございました!