多読は良いのか悪いのか。哲学生が真面目に考察してみた 第84話
0.ご質問に回答
こんにちは!!
一日で良いので本気で晴れた日を過ごしたいと思う今日この頃です。
今日はですね、まず感想フォームでいただいた2個の質問に回答させていただこうと思います。感想をくださった方、本当にありがとうございます!!
Q1.ターゲットの年齢層はどこら辺ですか?
A1.コメントありがとうございます!!特に想定していません。就活ネタをつぶやいているのは、ただ僕が就活生なこともありコロナ下でも円滑な情報共有の場になればと思っているためです。
Q2.たくさん本を購入されていますが多読をされていますか?私自身、読書に目的を設定するタイプで、無目的に多読をして良いものか葛藤があります。もし可能であればご意見をお聞きしたいです
A2.ネタ提供ありがとうございます!笑 承知しました!ちなみに僕は多読マンです。
1.多読とはなにか
多読について考察してみます。
まず多読とは、様々な本をひたすら読みまくることだと僕は解釈しています。
ご質問者さんがいう「目的に沿って行う読書」とは異なり、目的なく行う読書でもあると思っています。
多読のデメリットとしては、やはり1冊の書籍を根本から解釈するのは難しいということでしょうか。
例えば古典や哲学書、科学論文等の深い思考が必要になる書籍は多読に向いていないのかもしれません。
有名な哲学者である木田元さんもカントやハイデガーの著作を何十回も読み続けると仰っていますし、キリスト教文学であるアウグスティヌスの翻訳を行っている山田晶さんも、何十回も古典は読むものと述べていた気がします。そのくらい読み続けないと深い解釈の境地には至らないのかもしれません。
しかしながらメリットもあると思うんです。
それは知識の幅が広がることです。
多読を行えば様々な主張が頭にストックされます。その中で、複数の書籍が同じ結論に至ることもあると思うんです。
例えば、『嫌われる勇気』と『形而上学』。現代で人気を博す啓発本と、2000年以上前に著されたガチガチの古代ギリシャの古典ですが、「目的に目を向けるべきだ」という目的論の考え方で非常に似通っています。啓発書とアリストテレスが同様のことを述べており、それは多読によって点と点が結ばれるのです。面白くないですか。
様々な点(知識)が線(本質)になることを促進できるのが多読の面白さなのではないかなと思います。
2.多読はオススメできるか。
結論から言うとオススメできます。それは量が質に直結すると考えているためです。
多読で得た知識同士や、その知識と自分の考えをガチガチに戦わせることで、より深い本質に達することができると考えています。
また多読といっても、小学生が麻雀の書籍を読んだり、管理職の方が就活の書籍を読んだりはしないはず。おそらく自分の学びの焦点に合わせて書籍はセレクトされるはずですし、深く知りたいときは自然と精読すると思うので、あまり多読に気を配らなくともよいのかなと個人的に思っています。
ちなみに「セレンディピティ」という面白い効果をご存知でしょうか。
その効果については『乱読のセレンディピティ』著 外山 滋比古という書籍に詳しく書かれていますので、是非ご覧になってください!
3.総括
今日はこの辺にしようと思います!
最近ありがたいことに、閲覧者が右肩上がりで増えていてビックリしています。
どなたか拡散してくれているのでしょうか笑
今後もできるだけ良質な記事をアップしていくので、
よろしければチェックをお願い致します!!
それではまたよろしくおねがいします!!