これから紹介するであろう哲学書たち 第76話
0.みなさん本は読んでますか?
こんにちは!!
今日は今後紹介するであろう「哲学書」の紹介をしようと思います!!
最近有名な哲学書や、哲学の啓発書が流行っているようです。
初心者の方でもわかりやすい本から、有名な古典まで取り上げますので、
是非今後のブログの楽しみの1つにしてみてください!
それでは取り上げてまいります!!
1.今後紹介するであろう哲学の本達
①『これからの「正義」の話をしよう』
主要著作 『リベラリズムと正義の限界』
政治哲学を専門とし、2002年から2005年までの4年間大統領生命倫理評議会委員を務めたマイケル・サンデルの哲学書です。アリストテレスからカント、ベンサム、ロールズ等幅広い考えを吟味して無数の問題に立ち向かう上でのヒントをくれるであろう1冊です。
②『落語-哲学』
著 中村 昇
主要著作 『ベルクソン=時間と空間の哲学』『いかにしてわたしは哲学にのめりこんだのか』
落語のお題を一例にとり、様々な諸問題を哲学する本です。内容こそ平易で、「夢」について哲学したり、「多世界解釈」という量子力学の問題についても爽快に哲学する様が書かれています。少し読んでみましたが大変面白そう。
③『方法序説』
著 ルネ・デカルト
主要著作 『省察』『哲学原理』
数学者でありながら近代哲学の父と言われるデカルトが記した偉大な哲学書です。え?お前哲学を専攻していまがらデカルトも読んでいないのかって?いやいや、2回目を読むのです。この著作は自分が読んだ哲学書の中で最も平易であり、首がもげるほどうなずくこともある哲学書でした。具体的な論点は「学問のやり方、方法論の明示」です。
④『世界史の針が巻き戻るとき』
著 マルクス・ガブリエル
主要著作 『欲望の時代を哲学する』『新実存主義』
気になって手に取った1冊。激変する世界の「5つの危機」があるとガブリエルは述べます。「新しい実在論」を述べ注目される哲学者となったガブリエルの書籍はきっと面白い!笑 コロナに言及するコラムを出していますが中々に面白いですよ!
⑤人間の条件
主要著作 『悪と全体主義』
哲学史としては珍しい女性の哲学者です。どちらかというと『悪と全体主義』のほうが有名でしょうか。ユダヤ人で第二次世界大戦の時代を生き抜いた人ということは、迫害等の壮絶な時代を生き抜いたということです。背景も含め、個人的にとても読みたい著作です。
⑥『「死」を哲学する』
著 中島 義道
主要著作『〈ふつう〉から遠く離れて』『不幸論』
ずっと忘れておりました。「死」というのは宗教的にも特異なポジションを与えられており、不可思議な概念であります。そんな「死」について知ってみたいというのがモチベです。ちなみにTwitterには中島義道botというものがあります。
⑦『死に至る病』
著 キルケゴール
主要著書 『不安の概念』
同じく「死」繋がりです。Amazonで思いの外安く売られていたので買ったという安っぽい動機です。実は漫画版もでているようです。私は著者の文章の癖や言い回しを楽しみたいのであえて岩波で読んでみようと思います。
⑧『ツァラトゥストラ』
著 ニーチェ
主要著書 『道徳の系譜』
最後は天才かつ挑戦的な哲学者のニーチェです。有名な「神は死んだ」というフレーズから、「超人」「ニヒリズム」「末人」等の有名な諸概念が登場する著作です。巧妙な比喩がたくさんあり時間がかかるかもですが読んでみようと思います!
2.読書の夏
コロナの第二波?がやってきたのでしょうか。自分はこの夏は涼しい部屋にひきこもり読書にふけようと思います。将来的にも「晴耕雨読」(晴れている日は畑を耕し雨の日は読書をする)という生活を送りたいすね。書籍配達用のパソコンだけあればスマホ等もいらないですよ。早く俗世間とは別の世界に移行したいものです。
まあ余談はおいといて、以上の著作を読んでみようと思います!
ぜひお楽しみに!!