「伝える」を届けるブログ

都内の大学で哲学を専門として学んでいる3年生です! ここで哲学ときくと、現代においてマイナーな分野にされているというイメージを抱かれるかもしれません。そういったマイナーな「哲学」から世の中を見るとどう見えるのか?どう役に立つのか?といったことを中心にブログにしていこうと思います! その他映画や本のレビューを公開していきますので是非チェックしてみてください!

正解なんていうのは存在しないと哲学生は考える。 第125話

0.正解は後付であり存在しない

こんにちは!!

 

本日の内容はタイトルにある通りです。

 

「正解」というものは存在しないんです。嘘っぱちです

 

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これはないんです。

 

なぜ自分がそう思うのか、そう思うことのメリットは何か?ということを解釈していこうと思います。

ブログに書くくらいなのでメリットはあります!

 

今日は、

1.正解はひとつの捉え方。

2.この世の中にあるのは、現象と解釈だけ。

3.他者正解で生きる愚かさ。

 

この三段構成で進んでいきます。それでは本編へどうぞ!

 

1.正解はひとつの捉え方に過ぎない

 

タイトルで「正解は存在しない。嘘っぱち。」と言いました

 

これがどういうことかというと、

要するに「普遍的な絶対正解というものは存在しない」ということです。

哲学を生業にしている者がそんなこと言っていいのか!と思うかもしれないんですが。

矛盾ですが「絶対正解がないという事実が絶対正解」のような気もしています。

 

1つ例を出しますと、

 

実は私、一般受験をして大学に入りました。しかし第1志望はおろか、ほとんどの志望校は落ちています。センターも大失敗をしていて現在の大学に通っています。

 

その際、この結果は正解とも取れるし不正解とも取れると思います。

 

一般的には不正解のように思いますよね。現に受験の結果として成功していないわけなので。

 

ただ解釈によっては、

◯失敗を糧に今頑張れている

◯多くの事を失敗から学んだと

 

以上のように考えて、「正解」と導くこともできると思います。

あの時受かってたら自分はきっと驕り高ぶっていただろうと思います。

 

ここから次の項目の証明に移ります!

 

2.この世にあるのは現象と解釈だけ

 

それぞれの定義をはっきりしておきましょう!

 

現象:今現在、目の前に起きている事態や事実のこと。

例)彼女に振られた。内定をもらう。受験に落ちる。

 

解釈:現象の捉え方

例)彼女に振られた。それはかわいそうなことだ。

 

正解、不正解というのはこの解釈次第であると思うんです。

 

内定もらえたことは確かに正解なのかもしれません。

しかし本当は自分の行きたい会社でもないし、自分と恐らく合わない会社だろうなと考えたらそんな会社に内定をもらって勤め上げることは「不正解」と考える人もいるかもしれません。

 

この世には一つの現象があり、その解釈次第で「正解」「不正解」は作り出されるものなのです。結局のところ、「正解」は後付なのです。

 

3.他者評価で生きる愚かさ

 

ここからは、いわゆる「普遍的な正解:というものを探求してはいけない理由を述べます。

 

みなさんこういう言葉使ったことありませんか?

「それは普通じゃない。」「これは当たり前だ。」

 

「正解」というのは大きく捉えると「普通」であったり、「当たり前」という風に言い換えることもできると思います。

 

要するに多くの人が共有している認識が「正解」ですので。

 

例えば少し前までは転職せずに一つの会社に勤めあげることが正解とされていました。

 

それはなぜか。

「働いている人の多くが一つの会社に勤めあげること=良い」という解釈を共有していたからです。

つまりそのマジョリティの解釈が正解へと昇華したということになります。

 

そんな中で普通じゃない!と言われることは

「君は不正解な存在だぞ!」というメッセージへ変わります。

 

僕も中学の時先輩によく言われていましたし、他人に言ったこともあります。

 

病んでしまう人の多くは、この「他者の正解」に取り憑かれている気がします。

 

エントリーシートが一個も通らない

友達ができない

 

全部結局は現象なんですよ。不正解ではありません。

 

そこから

「「なぜできないのか?」という分析をし、良い成果を得る可能性もあると解釈できれば!

そしてその通りに行動できれば!

 

いずれ自分の「正解」にたどり着くかもしれません。

 

大事なのは、人々の間にはびこっている「共通認識」に疑問を呈すること。

 

自分の目の前で起きている現象を正解にするためには、何ができるかを淡々と考え続けること。

 

この2つが大事なのかなと思っています。

 

4.何をもって正解とするのか

 

最後にまとめがてら、「何をもって正解とするのか」を述べさせていただきます。

 

私が思うに「自分の理想像に対して近づけているかどうか」が判断基準だと思っています。

 

お金持ちになりたい。

 

そんな中で宝くじが当たるという現象が起きます。正解ですよね

 

宝くじに一個も当たらずお金を無駄にしたという現象が起きます。不正解ですよね。

 

だからこそ自分の理想を立てることが大事だと思っています。

理想がない限り絶対に正解にたどり着くことはできませんので。

 

目標を達成したいという理想があり、

失敗するという現象があります。

 

現象は変わらないので、都合のいいように解釈して理想に近づけるようにするしかないです。

 

なぜ失敗するのかを分析し、改善をする。いわゆるPDCAサイクルですよね。

 

そうすれば今やってる行動は少なくとも!正解に近づくんです。

 

一般的な正解を盾に殴りかかってくる人は避けましょう。

自分の世界で自分を持って強く生きていきましょう。

 

本日はこのくらいにさせていただきたいと思います。

よかったら以下のフォームからご意見を教えて下さい!

https://forms.gle/jmAgnCXxeixBKN4m9

 

では本日もありがとうございました!

また明日もよろしくお願いします!