「伝える」を届けるブログ

都内の大学で哲学を専門として学んでいる3年生です! ここで哲学ときくと、現代においてマイナーな分野にされているというイメージを抱かれるかもしれません。そういったマイナーな「哲学」から世の中を見るとどう見えるのか?どう役に立つのか?といったことを中心にブログにしていこうと思います! その他映画や本のレビューを公開していきますので是非チェックしてみてください!

解釈の余地がある名言3選 第48話

〈特に想定している方〉

・思想が好きな方

・名言が好きな方

 

こんにちは!!

 

昨日までは就活にコミットした具体的な考察ブログになっていましたね。

今日はちょっと抽象的な思想家の名言を3選取り上げます!!

 

中でも実生活ですぐに生きるというものではなく、

この言葉はとても深みがある!というものを抜粋して紹介しようと思います

 

音楽でもストレートな歌詞より解釈の余地がある歌詞のほうが心に刺さる時もありますよね!

 

言葉の力に圧倒していただければと思います。それでは早速いきましょう!!

 

名言3選

①文字は殺し、霊を生かす。

 

1個目はこの言葉になります。

これは『コリントの信徒への手紙二』パウロが述べた言葉になります。

宗教系ですね!!就活とはうって変わったなと思う人もいるかもしれません

 

この言葉は語句を文字通りに取るのではなく、その背景にある「見えない意味」に目を向けようという趣旨の言葉です。

 

人間は言葉を通して物事を認識するかと思います。

言い換えると言葉によって支配されている局面もあると思います。

そのような支配を超克し、言葉にとらわれず目に見えないものに意識を受けてみる

 

このような意味合いになるでしょうか。

 

②英雄が普通の人よりも勇気があるのではなく5分間ほど勇気が長続きするだけの話だ

 

これはアメリカの思想家であるラルフ・ワルド・エマーソンという人が述べた言葉になります。

 

どういう意味でしょうね、多様な解釈ができると思います。

 

英雄も普通の人も持っている勇気の持続はあまり変わりがないのか

この「5分間」というのはかなり大きい時間になるのか

それとも言葉の裏にまた隠された意味があるのか。

 

難しいですよね。

5分間「しか」と言ってくれれば、5分間が短い意味を持つということもわかるんですけど、

 

「ほど」だとどのように解釈すればいいのか迷うところです。

こういうところもちょっと面白いと思います。

この言葉は前後の文脈でどう使われているかっていうのは気になるところですね。

 

ちなみに余談ですが、話し相手の言葉尻を意識すると考えていることがわかって面白いです。

「けど」「でも」で話を始める人は悪印象がついてしまう話は有名ですよね。

 

③生きるとは呼吸することではない。行動することだ。

 

これも個人的には面白い名言です。

 

生物学的に言えば、生きるということと行動することとは何も相関性がないように思いますが、これを述べた偉大な思想家、ジャン・ジャック・ルソーは行動することによって人間は生きていると実感できる。生きるということ=行動することと定義しました。

 

名言の面白いところは普通の言葉が違った意味で定義されているところだと思います。

 

これをさらに深堀すると、

そしたら動かない人行動できない人は生きていないのか?という倫理的な問題になりますが、これをブログで扱うには少々勇気がいりますので、「お口ミッフィーさせていただきます。(ミッフィーの口は✗で閉ざされています。)

 

総括

名言というのはモチベーションアップにもつながりますが

このように解釈の余地、言葉一つ一つでどのように解釈するか、というゲームのような特性もあると思っています。

 

物事を解釈することで自分の思考もどんどん深まっていくと思います。

是非空いている時間があれば、名言を一つ自分なりに解釈してみるという試みをしてみても面白いと思いますし、このブログを読んで共感してくださった方がいらしたら幸いです。

 

それでは本日はこの辺で失礼します!

見てくださってありがとうございました!