「伝える」を届けるブログ

都内の大学で哲学を専門として学んでいる3年生です! ここで哲学ときくと、現代においてマイナーな分野にされているというイメージを抱かれるかもしれません。そういったマイナーな「哲学」から世の中を見るとどう見えるのか?どう役に立つのか?といったことを中心にブログにしていこうと思います! その他映画や本のレビューを公開していきますので是非チェックしてみてください!

仕事に繋がる読書術 第59話

〈特に想定している方〉

・日常的に本を読む方

・今後本を読もうと思っている方

・本の内容が覚えられないという悩みを持っている方

 

こんにちは!!

 

今日は「読書」について述べられている書籍のレビューをいようと思います!!

 

それがこちら!

『読書を仕事につなげる技術』 著 山口 周

f:id:benten0330weblog:20200619184040j:plain

amazonの画像です


 

 

この本を本当に面白いです。

上記にも記載しましたが、「本の内容忘れちゃう!」という方の悩みを解消してくれると思います。

 

デキる人が必ずやっているという読書。

せっかくなら有意義な読み方をしたいですよね!

 

噛み砕きつつ要約をしていきます!!

 

1.著者の紹介

この方の詳しい経歴を調べていただければわかるかと思いますが、とても異色なキャリアです。

今まで学んだことのない分野で新しく仕事をするということを繰り返しているのです。

 

ではどのように新しい環境に対応していったのか。

 

著者の山口さんはこのように述べます。

 

「思うにわたしは、価値あることはすべて独学を通じて学んだと思う。」

 

なんとも力強い言葉です。

続いてこのように述べます。

 

「読書で得た知識や感性を仕事に活かそうとした場合、大事なのは「読んだ後」なのです。」と。

 

つまりこれは、「読書内容を忘れるのは当たり前。では読書後にどうすべきか」という方法論の書籍でもあるのです。

 

説明させていただきます。

 

2.山口さんの読書観

山口さんは2種類の読書が必要と述べています。

 

①基礎体力を作る読書(ビジネス書)

②個性を形成する読書(教養書)

 

①については、名著を繰り返し深く読むこと。

②は、様々な書籍を広く浅く読むこと。としています。

 

つまりビジネス書だけ読めば良いものでもなく、日頃の教養も「他人との差別化」という観点で非常に大切になります。

 

「愚者は経験から学び、知者は歴史から学ぶ」ということばもありますもんね。

 

3.本は全体の2割読めば十分

 

これが取り上げたい主張の1つ目です。

 

山口さんは、「段落の最初で「おっ」と思わなければとばせ!」と述べます。

 

具体的には 

①目次で気になる箇所を探す

②段落の最初をチラ見。

③面白そうであればざっと読んでいく と述べます。

 

頭でっかちに冒頭から読むのはコスパが悪いということでしょうか。

 

自分も試してみましたが、短い時間でサクサク読めますし内容の理解が追いついていないとは思いませんでしたよ!

 

4.読書の「アイドルタイム」を極小化せよ。

山口さんは「10冊以上は同時並行で読むべき!」と述べます。

 

というのも1~3冊を読むだけでは、どの本も読みたくないタイミングが訪れてしまうからです。

 

ただ10冊以上を同時並行で読めばそのタイミングが訪れる可能性は小さくなります。

 

何もしない時間を減らしていこうぜ!ってことなんですね。

 

ちなみにこの「同時並行」は外山滋比古セレンディピティという立場から言及をしています。

 

セレンディピティ

様々な本を読むことで本来結びつかない知識が結びつき、新たな着想、本来の目的とは違った研究結果が得られることを示す概念

 

この観点からも同時並行の読書術はオススメかもしれません。

 

自分も読書中の書籍が20冊以上あるのですが、、、

割と内容が繋がることは多いです。

時代も背景も学問分野も違った学者が同一の結論に到達するのは面白いですよね!

 

5.要素のつなぎ目にチャンスがある。

著者の山口さんは

デザイン×コンピューターテクノロジー=アップル社 という例を示します。

 

この例の指し示す所は、何かをプロデュースするということは「掛け算」をすることということです。

 

この「掛け算」を著者は重要なものとしています。それはなぜか。

 

世の中の課題の多くは「つなぎ目」に現れるからであるとしています。

 

企業経営で言えば、「人事」「財務」「会計」「マーケティング」等様々あり、互いに相関関係があり成り立つものです。

 

この分野と分野のつなぎ目にチャンスが有り、またつなぎ目に強い人がいないことが現代の課題であると言うのです。

 

自分に面白い2つのことを掛け算し、新しい価値を生み出すということが今後の展望でもあり、ブルーオーシャンであるのかもしれません。

 

6.本の情報を貯めるデジタルノー

ここでは本で学んだことを記録する(=忘れても大丈夫なようにする)方法論を示しています。

 

中でも興味深い手法は「3回読み」です。

 

1:線を引いて読む

2:その線を5つピックアップする

3:その5つをデジタルノートに転記する

 

必要な情報のスクリーニング作業ですね。

 

こうすれば自分に必要な情報だけが集まるデジタルノートが誕生するでしょう。

 

1回目もざっと読むので時間もかからず、2回目もマーカーだけ読むのですぐ終わります。

 

デジタルノートへの転記作業はたくさんやると疲れてしまうので5つに限定しているのでしょうね。一つ一つに理由や明確な目的があり非常に有効的な手法であると思います。

 

7.まとめ 

いかかでしょう。非常に有効的な本であると思います。

是非詳細を知りたい方は購入してみてください!

Amazon kindle unlimitedで無料で読めると思います!!

 

この本はラストで「書籍のマンダラ」を紹介しており、

人としてレベルを上げるならこれは読むべきだ!という本を厳選してくれています!

 

よろしければ購入してみてください!!

 

それでは見てくださってありがとうございました!!