哲学生が是非読んでほしいと思う1冊-外山滋比古さんについて。第109話
0.外山滋比古さんについて
こんにちは!!
先日、お茶の水女子大学の名誉教授である外山滋比古さんがお亡くなりになられました。私は高校生の時に外山滋比古さんの文章を読んで衝撃を受け、以降ずっと本を読み続けていたので、強く衝撃を受けました。
そういうわけで、外山滋比古さんについて簡単にブログにしたいと思っています。
この方の専門は英文学ですが、それ以外にもテクストやレトリック、エディターシップ、思考等の諸分野で様々な仕事を続けていました。
繰り返しになりますが、この方の凄さ、影響力の大きさを少しでも多くの人に普及したいと思い、少し自分の思うところを解説しようと思います。
1.明瞭で深みのある文章
まず、この方の文章は異常なほどわかりやすいと個人的に思っています。
なぜこんなにわかりやすいのかは解明できませんが、学がなかった(今もないですね笑)高校の頃の私でも、つらつら読むことができましたし、この方の本から読書の楽しさを覚えました。
センター現代文にもこの方の文章は頻出ですよね。私も塾講師にときに幾度も解説をしましたが、読めば読むほど深いです。
私が高校生の時に読んだ本は『思考の整理学』です。具体や抽象の考え方や、アイディアの生み出し方、レトリックの妙など、様々な濃い内容が詰まった薄い本です。
おそらく、この方の本を読めば自然と文章を書く技術は上達するのではないでしょうか。私は新品を買い、おそらく3回は読んだ気がします。
2.著作の多さ
この方は著作が多いです。
例えば『読書のセレンディピティ』『読みの整理学』等が有名ですかね。
自分も購入しました。
それ以外だと『ちょっとした勉強のコツ』『ことわざの論理』等の著作もあります。
結構面白そうですよね。
この方の文章がわかりやすくかなり本質論であるという前提にたったとき、これだけ多くの著作があるということは自身の目的に応じて著作を選べることになるので、この点はとても良いと思います。
是非ご自身の目的、または指向性にあった本を一つ読んでみてください。
一度読んだらきっと愛好家になると思いますよ!
3.結論-『思考の整理学』を読むことがオススメ
特に目的もないけど、なにか読んでみようかな!何がおすすめですか?と言われたら、私は『思考の整理学』をオススメします。
『思考の整理学』は前にもレビューをしたので是非チェックしてもらいたいですが、まずエッセイなので挫折することなく読めると思います。エッセイというのは、評論文ほど堅くはなく、筆者の体験談を述べるジャンルですので、小説に近く読みやすいところはあります。(小説とは全然違いますが。)
筆者の体験を書くというサンプル1の書籍ですが、本質論で埋め尽くされている印象があります。是非購入してみてください。
4.是非読書のきっかけに!
このブログで伝えたかったこと外山滋比古さんの凄さではあるんですが、その反面皆さんに是非1冊本を買って読んでいただきたいなという思いを込めて執筆をしました。
繰り返しになりますが、特に『思考の整理学』はわかりやすくてオススメだと思います。
やはり最新の啓発書が売れる傾向にありますが、自分としてはやはり昔から読み継がれている啓発書、考えさせてくれる本もとても意味があるものなのかなと思っています。
もしよろしければ昔のものだと言って遠ざけず買ってみて、是非感想をGoogleフォームで教えてくれると嬉しいです!!
https://forms.gle/jmAgnCXxeixBKN4m9
それでは、今日も読んでくださってありがとうございました!
また明日もよろしくお願いします!