「伝える」を届けるブログ

都内の大学で哲学を専門として学んでいる3年生です! ここで哲学ときくと、現代においてマイナーな分野にされているというイメージを抱かれるかもしれません。そういったマイナーな「哲学」から世の中を見るとどう見えるのか?どう役に立つのか?といったことを中心にブログにしていこうと思います! その他映画や本のレビューを公開していきますので是非チェックしてみてください!

個性とはなにか その① 第105話

0.個性とは何か

こんにちは!!

 

いやー、8月になって暑くなりましたね!笑

 

これだけ暑いと、正直昼もクーラーが欲しくなります。

 

最近「個性とは何か?」ということについて考えています。

個性とはなにか、なかなか難しい問いなのではないかなと思います。

 

今日はその問いから派生して、

「校則や制服はいるのか?いらないのか?」という議論に自分なりに決着をつけたいと思ってます。

 

よく「制服はいらない。校則による黒染めは個性を無くすぞ、没個性な学生を量産する!」みたいな議論がありますが、この主張はかなり反論の余地があると思うんです。

 

自分は制服含め校則は必要だと思っています。

その上でちょっと絡みつつある個性についても何か一つ思考材料を残せたらいいかなと思っています。

 

まず、制服はいるいらないの議論に立った経緯を簡単に紹介します!

 

1.スーツはいらなくない?という問い

 

実は僕、就活をする時期になりましたのでこの夏インターンに行く機会が多くなりまして服装とか気にする機会が多いんです。

 

しかしながら、僕はスーツがめちゃくちゃ苦手で暑いんですよね。冬ならいいんですけど。

 

なので、企業からスーツで来てくださいと言われない限りはオフィスカジュアルなジャケットを着て風通しの良いズボンを履くようにするんですが。

 

そういうときにふと「スーツって普段はいらなくね?」という議論になりまして。

まぁその議論はおいときますが!

 

そこから発生して「じゃあ制服はどうなんだろう?制服や校則は必要かな?」ということを考えてみました。

 

2.この制服についての論点は大きく2点

 

この議論は大きく2点の論点があります。

 

①制服や校則のメリット

②制服で個性は無くならない。

 

この二点についてお話をしていきます

 

3.制服や校則のメリット

 

制服や校則というと一部の私立高校を除いて多くの学校は取り入れている制度ですよね。

 

単刀直入に言うと、校則や制服は学生さん、生徒さんの経済的格差を顕在化しないように側面があると思うんです。

 

私服だったり、金髪だったり。ある程度お金かかるじゃないですか。

ユニクロで買えば安いんですけど、年頃の子なんて自分の服は気にするでしょうし、特に女子は大変でしょうし。

 

いやいや、そんなに経済的格差は変わらないよ!という方がいらっしゃるかもしれませんが、そんな方にエピソードを1つ。

 

私自身、私立中学のゴルフを出ています。おそらく一定以上の経済力があると思われる方が大半でしょう。けど必ずしもそうではなくて。

 

ゴルフは道具に主にお金がかかるんですが、部活に入ると提供されるんですよね。格安で。

 

つまり、ダイレクトにお金はかからないんです。

 

そういうこともあり、「お風呂でお湯なんて出ません。」ぐらいの貧乏な生活を強いられてる人がいるケースはあるんです。残念ながら。私の部活の同期の話なんですけどね。

 

ゴルフにすべてをかけており、生活は貧乏。

しかもゴルフ自体にもお金をかけていないので、ゴルフを辞めたところであまり変わりませんし、転校すれば新たに制服が必要です。

 

ただ、そういう人は隠してるんですよね。同期のやつも隠していました。

 

それだけ学生や児童っていうのはセンシティブだと思います。そして大体そういった「金銭的な差」がいじめに発展すると思います。

 

そういった「金銭的な差」を一元化する意味でも、よほど意味わからないもの以外の校則や制服くらいはあっていいんじゃないかなと思います。制服も高いですけどね。

 

4.個性は制服や校則では無くならない。

 

次に散見されるのが「制服は個性を無くす」という主張です。

私が塾講師やっていた数年前も、よく生徒や大人から聞きました。

そういう方は、僕とちょっと個性の捉え方が違うのかなと思います。

 

ここからは僕の一意見です。

 

まず僕の主張として、個性は無くなるとか作るとかそういう概念ではないと思います。

 

文字を見てもわかります。

個性というのは「個の性質」と書きますよね。

「性質」というのは目から見えないものです。もっと突き詰めると本質であったり。

どちらかというと、「作るもの」ではなく「にじみ出てくるもの」というニュアンスがあるんですよね。

 

服装によって左右されるのはむしろ「特徴」かなと思います。

 

「あの人はスポーティな服装だよね」という言い方がありますが、実際にその人自身がスポーティかどうかに相関関係はないんじゃないですか。

 

例えば、めっちゃサバサバしている女の子がスポーティーな服装着ている場合と、ウェディングドレス着てる場合でその人の性質って変わります?個性は変わりますかね?

 

つまり服装と個性て無関係だと思うんですよね。

 

個性は服装によって左右されるようなチープなものではなくて、その人の考え方だったり思想からにじみ出るものだとお思います。そしてその性質自体に優劣はありません。

 

余談ですが、「自毛が茶なのに黒染めを強いられた」みたいな愚かな校則は無くて良いと思います。

 

5.結論

 

今日はこんな感じで個性について少し絡めながら制服や校則について述べていきました!!

 

かくいう私も元々制服や校則はとても嫌いだったので、校則はいらないと主張する人の気持ちもわかるんですけども、その主張はもっとブラッシュアップする必要があるのかなと思います。

 

何か意見ある人は以下の感想フォームまでお願いします!!

https://forms.gle/jmAgnCXxeixBKN4m9

 

それでは、本日も見てくださってありがとうございました!!

明日もよろしくお願いします!