的中しやすい予測をするメカニズムを哲学生が考察 第104話
0.予測を的中させるために
こんにちは!!
みなさん占いはご覧になりますか?
なぜ占いが人気かといえば、「未来の自分の状況がわかるから」だと思います。
それだけ自分自身で未来を予測することは難しい。そこで未来の自分を観察してできるだけ良い人生を送ろうと考えている方が多いと思います。
今日は、その「予測」を論点にしたブログです。
的中率の高い「予測」のメカニズムを言語化してみたので、是非ひとつの考え方と思って呼んでみてください!
1.的中率の高い予測に共通すること
予測は様々なときに使います。
勝負事、企業経営、告白が成功するか等…。
上記のこと、例えば勝負の結果や告白が成功するか否かという結果には、何らかの原因がつきものですよね。
無数の原因が入り組み、決着が着いたときの現象として「結果」があります。
結果とは現象と考えられます。
的中率の高い予測に共通することは、「無数の原因のパワーバランスを認識している」ことだと思います。
具体例をあげますね!!
2.無数の原因のパワーバランス
アナタは好きな女の子に告白して成功するかどうか。という状況です。
告白の結果を左右する原因は何があるでしょう。
「顔」「タイミング」「雰囲気」「性格」まあ色々ありますよね。
ここから、どの原因に最もパワーがかかっているかを想定します。
好きな女の子の元カレは、そこまでイケメンではないが部活を一生懸命やっていて、悪口を言わない人だったとしましょう。
ということは、「顔」のパワーバランスは高くないですね。むしろ「一生懸命の性格」が大事な気がします。
ここで「顔」に全てのパワーを注ぎ込むのは勿体ないですよね。強化ポイントを決めます。
「性格」にポイントを絞り、もっと具体的な要素に分解してみましょう。
「優しい性格」「男らしい性格」「王子様系」どれでしょうね。
「優しい性格」なら「優しい」とは何か。優しさを体現できる行動はないか?等を突き詰めて自分の素材に変えていきましょう。
イメージは掴めましたでしょうか。
次は具体的な例でいきましょう!
3.受験の合格はいかに?
一般入試(私立文系)と仮定しましょう。
合格に左右する原因は体調や点数ですね。一番のパワーポイントは点数でしょう。
体調も確かに大事ですが、偏差値が20以上足りない大学に体調万全でいってもあまり結果は変わらないでしょう。
その「点数」をさらに分解した時、最もパワーバランスが大きいものは多くの場合「英語」でしょう。その「英語」を分解した際に最も大きいものは「読解」だと思います。
言語化すると当たり前といえば当たり前ですが、あまり実践しない人が多い気がしてしまいます。
4.企業経営の場合
この予測の難しさの際たるものは「企業経営」ですよね。
企業経営の結果を左右する要因は何でしょう…。
「マーケットの規模」もあるでしょうか。最近ですと「テクノロジー」「アフターコロナ」等もありますね。
自分は経営者では無いので実情は存じませんが、このパワーバランスを見極めることに精通している人が優秀な経営者なのでしょうね。その原因が及ぼす影響を仮定し、その影響からさらに派生する影響、つまり2段階の仮説を踏んで対処できることは長続きする企業のひとつの要因なのではないかとさえ考えています。
アフターコロナ時代はこうである。(仮説1)
その「仮説1」からはこんな影響があるだろう(仮説2)
そしたら今、その影響に注目しよう!(To Do)
ということですね!!
5.結論として
結論として、的中率の高い予測に共通することは
- パワーバランスを見極めていること
- 注力すべきパワーバランスを分解すること
- 分解された要素のパワーバランスを見極める(以降繰り返し)
こんな感じの螺旋構造になりそうですね。
理論上ではただしいのかなとおもっていたりしますが、現実的に不測の事態や考えている時点でのパワーバランスが大きく変わる場合があるので、予測なんてできないようなもんですけどね(笑)
6.まとめ
以上が結論になります。
繰り返しますが、予測なんてできないと思います。想定すべき要因があまりにも多すぎるので。
でも日頃から情報をキャッチしていれば、ある程度時流が読めてくるので、現状での最適な意思決定ができるかもしれませんね!
というわけで、今日はこんな感じのブログになりました!
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明日からもこのような感じで、日常に活かせるようなことを発信していきます!
具体的には普段無意識下で行われていることを言葉にして述べてみたり、哲学の面白い側面を解説したりするので、よろしければチェックをお願いします!
本日も読んでくださりありがとうございました!