「伝える」を届けるブログ

都内の大学で哲学を専門として学んでいる3年生です! ここで哲学ときくと、現代においてマイナーな分野にされているというイメージを抱かれるかもしれません。そういったマイナーな「哲学」から世の中を見るとどう見えるのか?どう役に立つのか?といったことを中心にブログにしていこうと思います! その他映画や本のレビューを公開していきますので是非チェックしてみてください!

付き合ったら急に冷たくなる男を哲学生が考察してみる。第66話 

0.今日の議題は

こんにちは!!!!

 

今日は「付き合った途端に冷たくなる彼氏の心理状態」を哲学したいと思いますw

 

たまにいません?

付き合う前は「○○ちゃん好きだよ!幸せにするよ!!」みたいに言ってアプローチをしてくれたにも関わらず、付き合った瞬間急に熱量を失う人たち。

 

主に男性が多い気がするんですがね(主観)

 

なんでこういうことが起こるのか。

実は紀元前の哲学者が1つの面白い論を主張しています。

 

今日それを紹介したいと思います~!!

 

1.古代の賢人ソクラテス

ソクラテス!!聞いたことがありますよね

 

アテナイの街中で問答をポケモントレーナーの如く仕掛けてくるめっちゃ面倒くさいやつです。

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wikipediaより引用

 

例えば「徳」とは何ですか?という質問を投げかけられたらみなさん何て答えます?

 

答えとして、

 

俺:「「徳」とは、例えばいじめられている子をかばうことです」

と答えたとしたら

 

ソク:「それは徳の具体例を述べているだけに過ぎなくて徳自体を述べている訳ではない」

 

みたいなことで返されて論破されるという。。。

絶対友達にしたくない哲学者なんですけど。笑

 

そのソクラテスが1つ面白い主張をしてるんですよね。

 

それをまず紹介したいと思います!!

 

2.愛知は無知である

ソクラテスの主張ですが、

「愛知者は無知である」というものです。

 

愛知者というのは知を愛する人です。そのままですね。

 

背景知識を解説すると、

当時アテナイにはソフィストという人達がいました。

 

この人達はいわゆる「演説の仕方」(=弁論術)のようなことを教えて高いお金を徴収する人達のことです。

 

ソクラテスソフィストはめっちゃ仲悪いです。

 

ソクラティスは学問としての知を愛し、

ソフィストは技術的なところに着目したということです。

 

このソフィストを皮肉って

 

「知を愛し求めているものというのはまだ知識を持っていない、つまり無知である!!!」

 

といいます。

 

これド正論ですよねw w w w

何かを求めるということ=それを持っていないということなんで。

 

「花子ちゃん」と付き合いたい(求める)=花子ちゃんが自分のものではない。

ということですもんね。

 

この主張を先程の「付き合ってすぐ冷たくなる男」に当てはめてみますね!

 

3.所持したものには興味がない

結局「自分のものになってしまえばその物事への執着なんてなくなる」んですよ。

 

上記のソクラテスの論を使用すると

 

付き合って急に冷たくなる(「急」がポイントです。元々ドライな人もいます。)

=彼氏は彼女に執着していない。

=彼氏は彼女を自分のものにしたと思っている。

=彼女に対する愛情をなくしている ということでしょうか。

 

この主張でポイントなのは「自分のもの」という表現です。

 

冷たくなる彼氏は彼女のことを自分の所有物、自分を飾る物、修飾物として思っているのではないでしょうか。もちろん全員がそうとは限らないんですけども。

 

家父長制、フェミニズムの問題にも発展しますが、

 

古来より女性は男性により支配されるものという考えが根付いていました。

有名なジョン=ロックルソーも意外とこういう主張をしていたりしたと思います。

(違ったらすみません汗)

 

本筋から逸れましたが、

要するに付き合った瞬間冷たくなる男性の方はわりと「王様的」「支配的」な傾向があり、女性を所有したい男性が多いのではないでしょうか。

 

この人の良し悪しは述べませんが。

 

自分に合った男性を見つけたいものですね。

 

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今日はこんなコーナーでした(笑)

見てくださってありがとうございました!