「伝える」を届けるブログ

都内の大学で哲学を専門として学んでいる3年生です! ここで哲学ときくと、現代においてマイナーな分野にされているというイメージを抱かれるかもしれません。そういったマイナーな「哲学」から世の中を見るとどう見えるのか?どう役に立つのか?といったことを中心にブログにしていこうと思います! その他映画や本のレビューを公開していきますので是非チェックしてみてください!

夏について語りながら哲学生が購入した本を紹介 5選 第96話

0.夏と言われて何を思いますか。

こんにちは!!!

 

さて、もう夏です。

夏は受験生のときからとても好きな季節です。

なぜかというと、自分自身を大きく変えられる季節な気がするからです。

 

諸事情で部活を辞め、推薦の道を断念して一般入試を決意したのも高2の夏でした。自分なりに試行錯誤して初めてE判定だった第一志望の判定がC判定になったのも高3の夏です。(落ちましたが(笑))

 

大学1、2年の夏も燃え上がりました。そういう意味で印象に残っている季節なんです。

 

もちろん冬も同様なのですが、夏には時間があります。

太陽のエネルギーを肌で感じながら、それぞれの夢に向かって一緒に頑張りましょう。

 

疲れている人は、流れに身を委ねると良いかもしれません。

コロナが怖いですが家にこもったり、一人で遠出したりして、自分の中に意識を向けてみるのもオススメです。

 

新たな発見があるかもしれません。

 

さて、今日は新しく購入した書籍を何冊か紹介しようと思います。

就活系の本は一切紹介しませんので、就活の話以外興味はない!という方はご退出頂いたほうが懸命かもしれません。このブログに対した価値を感じなかったら、別のことに時間を使っていただけたらと思います。

 

というわけで、最近読んだ学術書を何冊か紹介致します!!

 

本編へどうぞ!!

 

1.購入した本を紹介

①『流れとよどみ 哲学断章』 著 大森 荘蔵

 

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Amazonより引用

【買った理由】

これは普段授業をしてくださる先生にオススメされたため購入してみました。著者の大森荘蔵さんはウィトゲンシュタイン等の英米哲学に影響を受けた方です。先日紹介した中島義道さんの育てた方でもあるようです。

 

個人的には17章の「ロボットの申し分」という章が非常に気になりますね。

私事ではありますが、大学の西洋哲学史ウィトゲンシュタイン等は扱わなかったのです。カントと、それに付随してハンナ・アーレントで講義は終了しました。そのため、最近はハイデガーニーチェを筆頭に、ウィトゲンシュタイン、現代フランス思想等に学びの焦点が向いています。この辺りも後ほど。

 

②『プラグマティズム入門』 著 伊藤 邦武

 

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Amazonより引用

【買った理由】

プラグマティズムという思想の一派の入門書です。

 

プラグマティズムについては是非検索してみてください。誤解なく説明できるほどわたしにはまだ知識がないので、、、

 

従来の西洋哲学の流れを大きく変えた、パースが提唱した、ざっくりとした思想内容等はわかるのですが、どうしてもそれらが線で結びつかないと思い、購入を決意しました。新しい思想書の入門を読む際に気になるのは、「なぜその思想が革命的だったのか?」です。さらに一概にプラグマティズムといっても、パースやジェイムスのプラグマティズムと、ブランダムのプラグマティズムは何が違うのかというところも気になります。

 

③『知の旅は終わらない』著 立花 隆

 

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Amazonより引用

【買った理由】

名著らしいですね。立花隆さんは「知の巨人」と呼ばれている方です。

古代文明、哲学、司法、人工知能、論理学等きりがないほど知的世界を貪り尽くした方は何を述べるのかが純粋に気になりました。

 

個人的には第7章「『田中角栄研究』と青春の終わり」という章が気になります。

 

私自身、田中角栄については何冊か本を読み、どことなく惹かれているんです。

 

どのようなことを学べるか、かなり未知数ですが読みつつ楽しみたいと思いました。

 

④『現代文明論講義』著 佐伯 啓思

 

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Amazonより引用

【買った理由】

ニヒリズムをめぐる京大生との対話」という副題に惹かれました。

ニヒリズムとは、人間に本質的な価値などがないと主張する立場と説明されます。

 

著者の佐伯 啓思先生は京都大学の教授ですね。社会経済学あたりを専門にしていた気がします。

 

日本はニヒリズムに親和的な国なのでしょうか。

そういう意味ではダークな雰囲気が醸し出される書籍ですね。暑い夏に自らを省みながら読了していきたいと思います。

 

ドゥルーズ 解けない問いを生きる』著 檜垣 立哉

 

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Amazonより引用

【買った理由】

哲学者「ドゥルーズ」に関する本です。

「哲学とは概念の創造である」と述べたのはこの人でしたっけ。

 

『20世紀のフランス現代哲学を代表する哲学者の一人であり、ジャック・デリダなどとともにポスト構造主義の時代を代表する哲学者』wikiでは述べられています。

 

ポスト構造主義」というのは何かというと、、、

 

「ポスト」は「後」という意味です。例えば「ポストモダン」というと「モダン=近代」の後、つまり現代を指します。

 

そのため、構造主義の後ということになります。

 

僕は高校生の時、5年間熱中した部活を辞めてしまい漫然とした日々を送っているときにソシュールレヴィ・ストロースに出会いました。英語も社会も化学も何もできませんでしたが、構造主義の面白さはわかりまして、縁があり大学の哲学科に進みました。

 

しかし大学入学後は古代ギリシャ倫理学に夢中になり、あんまポスト構造主義について知らないなあ、、、と感じ購入を決意しました。

 

2.夏の過ごし方

 

冒頭でも申しましたが、夏は自分自身を変えられます。

 

やはり人間はうまくいくと、驕るのかもしれません。

先日、特に意識していないのですが、自分で驕り高ぶった発言をしてしまったと思うことがありました。深く反省しなければ。

 

まくいって、驕り、失敗する。これは失敗のテンプレートだと思います。

 

うまくいって、なお反省し、かつての自分じゃ辿り着けないような場所に行く未来を見据えて、日々精進します。

 

さて、感想フォームを貼っておくのでよろしければ!!

https://forms.gle/jmAgnCXxeixBKN4m9 

 

本日も読んでくださりありがとうございました!