「伝える」を届けるブログ

都内の大学で哲学を専門として学んでいる3年生です! ここで哲学ときくと、現代においてマイナーな分野にされているというイメージを抱かれるかもしれません。そういったマイナーな「哲学」から世の中を見るとどう見えるのか?どう役に立つのか?といったことを中心にブログにしていこうと思います! その他映画や本のレビューを公開していきますので是非チェックしてみてください!

マウンティングがなぜ起こるのか。哲学生が徹底考察。第79話

0.マウンティングを徹底考察

こんにちは!!

 

今日はなぜ「マウンティングをするのか」を哲学的知見から考察しようと思います。

 

みなさんマウンティングされたことはありますか?笑

 

マウンティング、マジで腹立ちますよね。

 

僕マウンティングされること自体は別にどうでもいいんですが、マウンティングて自分と相手を比較して、自分の方が優れていることを示す構造を取っているじゃないですか。勝手に相手の比較材料にされることがとにかくストレスです。笑

 

今日はこのマウンティングの構造や原因、そしてマウンティングにおけるストレスを受けないようにする解決策を提示したいと思います。

 

それは本編へどうぞ!!

 

1.なぜマウンティングが起きるのか

 

なぜマウンティングが起きるのかということを考察していきます。

 

結論はシンプルで、自分で自分を承認したいからと思うんですよね。

 

別にAさんのカバンとBさんのカバンどっちが高価かなんてマジでどうでもいいですよね。笑

 

ただ、たまに自分の彼氏、彼女、奥さん、旦那さんでマウンティングする人いますよね。

 

これ本当に失礼な行為だと思うんです。自分と親しい人を相手に勝利するために使用するって何様なんですか。

 

記事書いててムカついてきました。笑

 

要するに、自分のものと相手のものを比較して、自分のものを優位にするというロジックを展開するというのがマウンティングの構造です。そしてこれと同じ構造が古代ギリシャに見られます。

 

2.古代ギリシャの比較構造

 

古代ギリシャにはマウンティングはありません。笑

ただ似ている構造が存在します。

 

マウンティングというのは何かと何かを比較するという点で、相対的なんです。

 

10万円のカバンを自慢すると言っても、それは相手が99999円以下のカバンであった場合には優位性がとれます。しかし11万円の相手にマウンティングはできないですよね。

 

10万円という値段に絶対的な価値がないんです。あくまで他人のカバンとの関係性で価値が定義されます。

 

そして、この相対主義というのは古代ギリシャソフィストという集団に見られます。

 

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ソフィスト代表:ゴルギアス

http://www.devoir-de-philosophie.com/dissertation-gorgias-platon-fiche-lecture-216303.htmlより引用。

ソフィストというのは、弁論に長けた人のことです。

 

当時のアテナイ直接民主制をとっており(今の日本は間接民主制です。まだアメリカには残ってますよね。)、いかに巧みな言葉で人民を誘導するかが非常に大事なポイントでした。

 

そのため演説がうまかったソフィストは人気者です。ソフィストの授業1回分が軍艦2隻分に相当するとかザラにありました。

 

そしてこの相対主義に歯向かったのが、いわゆる哲学者、絶対主義者たちです。

 

絶対的な善がある。絶対的な正義がある。というように絶対的なものを想定したのがソクラテス以降の哲学者です

 

つまり、古代の哲学者とソフィストの戦いは絶対主義と相対主義の争いと言っても過言ではありません。

 

そして、僕はこの絶対主義の考えを取り入れたいと思います!

 

3.マウンティングのストレスから解放されようぜ!

 

僕はこの絶対主義的な価値を自分自身の軸に据えることで、マウンティングのストレスからは解放されると思っています。

 

例えば相手が彼女についてマウンティング取ってきたとしましょう。

 

これ、マジで腹立ちます。そもそも人を比較材料にするべきでもないし、なんで俺の彼女を勝手に比較材料にしとんねんコラ!と思います。

 

このマウンティングの解説策は、自分の彼女を絶対的価値で定義することです。

 

自分にとっての彼女は、もうそれ自体で偉大なものであると。それ以外の何者でもないと。

 

こう考えれば相手に比較されようが、いやお前はお前。俺は俺。という精神を貫けます。

 

カバンに値段ではなく利便性を求める人もいるじゃないですか。自分の価値基準というリング上で相手の所持品を引き合いに出し、優位性を保つということは卑劣な行為とさえ思うんですよね。人は所持品でもないし。

 

もう一つの解決策はもうこのコロナをきっかけにマウンティングを取る人との関わりを断絶することだと思います。

 

コロナをきっかけに嫌いな人とわざわざ連絡取らなくなったじゃないですか。

 

人間関係のストレスめちゃくちゃ減ったんすよね。

 

職場の上司がマウンティングしてくるとかだったらもうどうしようもないですけど、割と人間関係の断絶ってそんなマイナスなことじゃないと思います。

 

そして極めつけの主張なんですが、おそらくマウンティングとる人って有能な人ではないと思うんですよね。笑

 

なぜなら有能な人ってマウンティングしなくとも人から評価されてますもん。

 

こういうマインドでいれば、マウンティングのストレスも減ると思うし、非常に快適に生きられるんじゃないかなと思います。

 

ではこのブログを終わりにします!

 

このような感じで、このブログは哲学の思想を現代に活かした形で発信していくブログです。

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