勝負師としてのマインド 第71話
0.恩師の言葉
こんにちは!!
今日ははじめての就活面接でした。。。
やっぱ緊張しますね。。
さて、面接にあたって色々考える中で高校時代に部活の顧問の先生に教わった大事なことを思い出しました。
それをブログにしようと思います。
1.高校時代
自分は高校時代、ゴリゴリのスポーツ校のゴルフ部に入っていました。
当然「勝負」の結果が物を言う世界でした。
自分はその世界では結果を出せない弱者だったのです。
自分は「いかに自分が強くなるか」より、「どれくらい相手が強いのか」を気にしていました。
しかしゴルフは特定のプレーヤーと勝敗がつく競技ではありません。
みんな同じ条件の中で、最も少ないスコアでクリアしたものが一番強いのです。「自分自身」との闘いなのです。
それなのに自分は周りの人間に目を向けてしまいました。
コーチはそんな自分にとあるプロゴルファーの名言を教えて下さいました。
「出場回数が何回であろうと関係ない。自分の最高のゲームを自らどう醸し出せるかだ。」Byタイガー・ウッズ
これは「自分軸」で考えられている名言です。この名言の中に他者は登場しないのです。
震えるほどかっこいいですよね。
しかし、自分のメンタリティを変えた名言はこれです。
「わたしは、ただただ相手のベストを願って、頑張れ!と応援していた」
この意味を理解できましたか?少し補足をさせていただきます。
通常ゴルフは3人1組か4人1組で回ります。やはり自分が最高のプレーをすると言っても順位がつく競技です。
他者がミスれば相対的に自分の順位が上がるのです。
相手はカップ(穴)を狙ってボールを打ちます。
入るか入らないかの微妙な距離。ここで大半の人は「外してくれ!」と思うでしょう。
タイガー・ウッズはここで「入れ!!」と祈るのです。
相手が最高レベルのプレーをした上で、さらに上回るプレーを展開して勝ちたいのです。
最初聞いたときは興奮してぶっ倒れそうになりました。
2.ときは面接
このマインドは自分に多くの影響を与えてくれました。
面接も同じです。
理論上は相手がミスったり変なことを言えば、相対的に自分は有能に見えるかもしれない。
でも大事なのはそうじゃないんです。
本当に1位をかっさらうの人はそんな低次元の話をしていないのです。
自分は今日のために準備をしました。
集団面接は緊張しました。
どうしても「採用」のようなものを勝ち取りたかったです。
しかし心のなかで「隣の人!頑張れ!」と祈っていました。
面接会場では同じ就活生ににこやかに挨拶をしたつもりです。
最高レベルの環境で最高のパフォーマンスを発揮して1位をかっさらうから意味があるのです。
他人を蹴落とすことにリソースを割くくらいならその分自分の可能性に投資します。
コロナの影響もあり周りの人は見えません。でもそれでいいんです。
自分の内面の弱さを見続けて、人間として死ぬまで成長し続けたい次第です。