「伝える」を届けるブログ

都内の大学で哲学を専門として学んでいる3年生です! ここで哲学ときくと、現代においてマイナーな分野にされているというイメージを抱かれるかもしれません。そういったマイナーな「哲学」から世の中を見るとどう見えるのか?どう役に立つのか?といったことを中心にブログにしていこうと思います! その他映画や本のレビューを公開していきますので是非チェックしてみてください!

センスが良い人を哲学的に考察してみた 後編 第30話

〈読んでいただきたい方〉

・アパレルに興味がある方

・「センス」の良い人になりたいと思ったことがある方

・センスに良い人を考察したい方

 

こんにちは!!

 

今日は前回の続きでセンスがいい人について述べていこうと思います!!

 

前回は、

そもそもセンスとは何か?ということについて扱いました。

 

センスというのは

①物事の善し悪しを判断する能力

②なぜもの物事の良し悪しの理由を説明できる能力

という二つの能力があることなんだよというまとめ方を致しました!!

 

今日はさらにそこから考察を重ねていきます!!

 

センスが良い人になる方法論

前回のブログで「センス」というものの正体を突き止めたことを土台に、

今回は「センスが良い人」というのはどういう人で、

センスが良い人になるのはどうしたらいいのかということを考察していきます!!

 

自分がまず仮説としてたのは

センスが良い人は良いものだけ選ぶ能力があるのではなく、

悪いことも避けることができる能力があると認識しています。

 

というのも服のセンスが良い人にオススメの服を聞く時に

だいたいどれがダサいか(地雷的な)ということも説明できていると思うからです。

 

自分は実はデザイン作業をやっているのですが、

センスが良い人は、良いデザインだけではなく、

このデザインはここが悪いから、こう改善すれば良くなるんじゃない?

という説明をしてくれることもあります!!

 

二元論的に考えると、物事は良いもの悪いものに分かつことができます。

 

ということは悪いものを知らないと、

逆に良い物はわからないと思うんですね!

 

良いも悪いも比較ですので。

相対化の末に成り立つ形容であります。

 

「センスは知識である」という名言を残した人もいましたね。

 

結論、センスが良い人になるためにはどうすればいいのか?ということなんですけど、

「経験の蓄積」と「原理の追求」の2点であると思います。

 

やはり良いもの、悪いものを知っているというのは、

「経験の積み重ね」のような気がするんです。

 

たくさんのデザインに触れる事によって

良いデザインと悪いデザインを知る。

 

その経験の蓄積によって、センスというものが徐々に洗練されていくという認識です。

 

しかし、本当にセンスが良い人というのはこれだけでは終わらない気がします。

 

というのも、服装で磨かれたセンスは服装にだけしか使えないじゃないですか!!

 

しかし、

なぜこの服装はウケるんだろう?

なぜこの服装はダサいんだろう?というようなこと=根本原理を考える人は

 

そこから、「こういうことをすればダサい。」というような

普遍的な原則を見つけているような気がします。

 

その原則を他の絵画だったりデザインだったりにも当てはめて

どんどん教養としてのセンスを深めていくというように自分は考えます。

 

センスと似たようなものに「勘」という言葉がありますね。

 

野球選手のノムさんは、

 

「「勘」と言うと一般的になんとなく曖昧なもののように思われるけど、習練を積み重ねたところから生まれる「勘」というのは科学も及ばない正確性、適格性を持っている。そこに人間の習練の尊さというものがある。」という名言を残しています。

 

センスも同様で習練を積み重ねた所から生まれるセンスは、

おそらくどの場面においても普遍的に作用する武器になるんじゃないかなと考察しています。

 

まとめると

○多くの経験をすること

○なぜ良いのか、なぜ悪いのかという根本原理を探求すること

 

この2つががセンスがいい人になるための条件であると哲学的に考察をしました。

 

センスの神秘さ

 はい、今日はこのような感じで求めさせていただきました。

 

センスは

「物事の良し悪しがわかり、原理を説明できる能力」

 

センスが良い人というのは

「良いものも悪いものを知っている人」

 

そのような人になるためには

「たくさんの経験を積み重ねて、なぜ良いのか悪いのかという視点を持つこと」

 

これがセンスが良い人になるための一連のプロセスとして考察しました。

 

他にもこう考えられるよ!という意見等ありましたら、是非コメントにお書きください。

 

正直アパレル系は疎いので拙い箇所が多々あるかと思いますが、オモシロイと思ってもらえたら幸いです。

 

このブログでは、このように哲学的、論理的な考察をしていきますので、 

気になる方は今後ともチェックの方よろしくお願いします!!

 

では、今日はこの辺で失礼します!!

ご覧いただきありがとうございました!!