「伝える」を届けるブログ

都内の大学で哲学を専門として学んでいる3年生です! ここで哲学ときくと、現代においてマイナーな分野にされているというイメージを抱かれるかもしれません。そういったマイナーな「哲学」から世の中を見るとどう見えるのか?どう役に立つのか?といったことを中心にブログにしていこうと思います! その他映画や本のレビューを公開していきますので是非チェックしてみてください!

美術から見る哲学 第12話

〈読んでいただきたい方〉
・美術、絵画に興味があるアナタ
・哲学と美術の関係性を知りたいアナタ
・コロナで暇していて、新しいことに挑戦したいそこのアナタ
 

哲学と他の学問の絡み

こんにちは!
 
今日も見てくださってありがとうございます!!
 
先日は『まんがで学ぶ哲学入門』という
 
初心者がとっときやすい書籍を紹介させていただきました!
 
哲学を学ぶならきっかけになる良書だと思いますので、是非ご覧ください!
 
さて、今日は「哲学」「他学問」にどのような関係性があるかを、
 
一例を用いて紹介してまいります!
 
例えば、大学受験に「政治経済」という科目があるように、
「政治」と「経済」には関係性がありますよね!
 
このように、学問同士が関わり合う構図がしばし見られます。
 
もちろん「哲学」は、政治や経済とも関わりがあります。
 
例えば、政治学だったらジョン・ロック経済学だったらマルクス  
この方々は哲学史でも名前が頻繁に出てきます。 
このように、哲学って割と他の学問と密接に関わっていたりします。そして、それが哲学の特徴の一つなんじゃないかなとも思います! 


アテナイの学堂から哲学を見る 

ただ、このような特性て他の諸学問にも当てはまったりはすると思うのですが、
 
例えば「経済」と「美術」はやはり関係性が見えなかったり、
「政治」と「天文学」でもあまりそういった関係性は
確かに見えにくいですね。
 
では「哲学」と「美術」が関係するのかという話になるかというのが今回のテーマです。
 
全てが関連するわけにはないにしろ、関係してることもあるんですよ。
 
アテナイの学堂」という絵画を見ていただきたいです。
著作権怖いので掲載はしません(笑)ググってみてください汗)
 
この絵画は、哲学者が学堂に集っている様子を絵にしたものです。
これは各時代の哲学者を書いているものなので、同一年代の哲学者を書いたわけではありませんが。
 
この絵画の真ん中に2人の男の人が立っています。
 
その左側がプラトン。右側がアリストテレスです。
そしてこの2人にはどこかを「指を指している」というポイントがあります。
 
プラトンは指を上に向けているんですよ。
この指は何を指しているかというと、英知界と呼ばれる、我々が生きている世界とは別のところをさしています。
 
これはプラトンが、感覚を通して認識される個物(パソコンとか)ではなく、直接的理性を通して得られるイデアという本質を重要視していたことを意味します。(後日記事にします)
 
一方、アリストテレスは地面を指差しています。これはプラトンみたいに感覚ではないところにウェイトを置くのではなく、
 
現実世界に生えている草木や生物を観察して、そういったものがまず大事だぜ!ていうことを表して指をしたに向けていると言われています。
 
まあ、こういった哲学的な事情を美術に見い出すこともできるのでっていうところで、美術の中に哲学的要素があることもあります。
 
今まではアテナイの学堂」という絵画は知ってたけど、そういう哲学的な意味があるって知らなかったぜ!っていう、新しい発見にしてもらえば嬉しいなと思います!
 

このご時世においての勉強、学問への向かい方

以上のことから何が言いたいかというと、
私は数学だけやります。国語だったら古文を専攻します、という人がいます。
 
学問の中の1つを極めていくっていうことはとても面白いし興味深いし、
自分はできないので、とても凄いことではあると思うんです。
 
しかし、様々な学問を学んでみることによって、学問1つ1つの点が線になって繋がれていく面白さもあります。
 
つまり一つの学問の枠を超えた面白さっていうのもあると思います。
 
どうしてもやっぱり自分の専門だったり、
もしくは学問ではなくてビジネス系だったり、
そういったことに注目してしまうということが非常に多いのかなっていう風に思います。決して悪いことではないし、人の自由です。
 
ただこのコロナが蔓延っている現代において、時間ができたからこそ1つの領域から一旦は離れてみて、
今まであえて触れてこなかった学問に触れてみるというのも、またとても興味深いことなんじゃないかなっていう風に思ってます。
 
確かに旅行ができない等のそういった寂しさみたいなものがあると思うんですけど、
逆に今まで触れることのなかった哲学をやったり、
美術だったりっていうものをこの機会に触れてみるっていうこともいいんじゃないかなっていう風に思います。
 
そのような楽しさを知ってもらえるブログにしたいと考えています。
 
余談なんですが、最近自分は「宗教学」にハマっています。
キリスト教的な物の見方、聖書だったりそういったものにちょっとはまっていて、
キリスト教のフィルターを通して自分自身を見つめ直そうぜ!っていうことにとても興味を持っています。
 
ではでは今日はこのへんで!
見てくださってありがとうございました!
また明日もよろしくおねがいします!