「伝える」を届けるブログ

都内の大学で哲学を専門として学んでいる3年生です! ここで哲学ときくと、現代においてマイナーな分野にされているというイメージを抱かれるかもしれません。そういったマイナーな「哲学」から世の中を見るとどう見えるのか?どう役に立つのか?といったことを中心にブログにしていこうと思います! その他映画や本のレビューを公開していきますので是非チェックしてみてください!

「なぜ?」と自分に問うことは意味がないのか。第154話

1.「なぜ?」と問う自己分析は無意味

「あなたの好きな物はなんですか?」

「それはなぜ好きですか?」

 

このように問われると、多くの方は様々な理由を答えてくださいます。

 

本当に?と念を押すと、「ファイナルアンサー!」という元気な声が返ってきます。

これは僕も同様でした。

 

しかしそれは間違いである可能性が高いらしいのです。

そのように主張する書籍はこちらです。

そうです。昨日別のテーマでご紹介した『insight』です。

ビックリしますよね。

 

今日の結論を先に申し上げると

「なぜ?と自分に問うことは破壊的である。」ということです。

 

気になる方はぜひこの続きをご覧ください!!

 

2.『Insight』の主張①

この書籍ではこのような主張をしています。

「人はなぜ?と問うとき、つまり自分の思考や感情、行動の原因を検証する際に一番簡単で最もらしい答えを探す」と。

 

確証バイアスというやつですね。なぜ?と自分に聞いて自己分析することはアテにならんよ。ということでしょうか。

 

さらに余談ですが「なぜ?」と問われると意思決定の質も下がるようです。

このような研究結果が報告されています。

 

あるバスケットボールの専門家に、優勝チームを予想してもらうと。その際2グループに分けます。

 

ひとつは、理由の分析をして予想するグループ

ふたつめは、ただ単に予想してもらうグループ

 

この結果、より予想を的中させたのは単に予想をしたグループというので驚きです。

 

物事を考えすぎてしまうとダメなようですね。

 

3.『Insight』の主張②

次に紹介する主張はこちら。

「「なぜ?」という問いは精神衛生上、悪影響を及ぼす。」

 

具体的な研究結果は端折るので、気になった方はぜひ購入してみてくださいね。

とある研究がありまして。

みなさんは、どちらのグループが、自分に関するネガティブな情報を受け止められたと思いますか?

 

ひとつめは、「なぜ今のような自分になったのか?」と考えたグループ

ふたつめは、「私はどのような人間か?」と考えたグループ。

 

答えは、二つ目のグループです。

 

「なぜ?」と問うたグループは評価を受け入れることができなかったようです。

逆に「どんな?何?」と問うたグループは、新たな情報に非常にオープンになれたようです。

 

なぜ?という問いは自分を過去に閉じ込め、

どのような?なに?という問いはより良い未来を作り出す問であることを証明した研究結果ですね。

 

「なぜ?」を問うと過去に束縛されてしまう指摘は想像に容易いですね。

 

例えば友達を怒らせてしまった時、「なぜあんなことをしてしまったのだろう…。」と考えても前に進めませんね。「怒らせてしまった。さて、何をしようか?」と考えた方が余程合理的ですし精神に優しいです。

 

「何?どのような感情?」という問いを自分に向けて、ある意味でメタ的な視点で自分を観察した方が良いのかもしれません。なぜ?と問うても確証バイアスである可能性も高いですもんね。

 

感情に名前をつけていきましょう。

 

4.ちょっとした例外

ただ「なぜ?」という問いが悪い訳ではありません。

 

例えば、仕事のミスを改善する際、つまりPDCAサイクルを回す際は「なぜ?」と問うて原因を分析するべきですし、その方が合理的です。

 

まとめると、「なぜ?」は自分の周りを理解する上で効果的であるのに対し、「何?」「どのような?」という問いは自分を理解する上で効果的な問であるということですね。

 

使うタイミングを適切に選択する際に参考にしたいですね!

 

5.まとめ

さて、本日はちょっと衝撃的な内容をお届けしました。

 

あくまで客観的な情報のみ述べました。

私へとても説得力がある主張だと思うので、自己分析の際は「どんな感情だったか?」という問いに変えようと思います。皆さんもぜひご自身の判断で取捨選択をしていただければと思います。

 

感想フォームも貼っておきます!遠慮なく質問ください!

ブログの感想

 

それでは本日はこの辺で失礼致します。

また明日もよろしくお願いします!!

オススメできる日記の書き方はあるのか。2冊の比較 第153話

1.日記はどのように書けば良い?複数の主張

みなさん日記は書いていますか?

 

僕は毎日書いています。

しかし以下の本を読んで、少し辞めてみようと思いました。

 

その本はこらちです。『Insight』著:ターシャ・ユーリック

科学的データをもとに自己認識について考察を展開している洋書です。

内容は割と抽象的ですが、一般論に反した内容が示されており非常に興味深いです。巻末資料が豊富なのも嬉しいですね。

 

この本には「日記は毎日書かない方が良いだろう。」というメッセージがあります。

かなり衝撃的ですよね。

 

この本をレビューしたい。しかし、本の主張を鵜呑みにすることもまた危険である。

そう考えた私は1つアイディアを思いつきました。

 

日記を書くことを奨励している本を用意し、比較するのです。

ここではあくまで比較だけ述べるので、今後どうするかはみなさんに委ねます。

 

それでは比較していきましょう!!

 

2.日記を書くメリット

まず「日記を毎日書こうぜ!」と述べている書籍を紹介します!

それはこらち。『アウトプット大全』です。かなり知られていますし入手しやすいと判断したのでセレクトしました。

学びを結果に変えるアウトプット大全

学びを結果に変えるアウトプット大全

 

ここでは日記を書くメリットについて以下の5点が示されています

 

(1)アウトプットしたり書いたりする能力の向上

(2)「楽しい」を発見する能力の向上(日記にポジティブな内容を書いた場合)

(3)ストレス発散(内面を外に吐き出すため。)

(4)幸せになる(ブリガムヤング大学の研究結果もあり。)

(5)自己洞察力、内省能力、レジリエンスの向上

 

この5点です。まあ何となくわかります。

次に『Insight』の主張を紹介しますが、論点は(5)の自己洞察力~という点です。

 

『Insight』では間違った内省をしている人が大半というメッセージもありますので、よくよく参考にしてみてください。

 

3.内省の誤ったやり方

『Insight』では、日記のポイントを以下のようにしています。

「こころのライティング」

 

具体的には、一度に20~30分ほど時間を設けて、人生に大きな影響を与えた問題に対する一番深い思考と感情を書き出すというやり方です。

 

ある研究では、上記のように日記を書いた人は「記憶力」「成績平均点」が良い傾向に見られたようです。また仕事を辞めても他の職を得るスピードも極めて早いと言われています。

 

そしてポイントは「ポジティブな出来事は深く書かないこと」です。

 

G・K・チェスタトン曰く「幸せとは宗教と同じように神秘的なものであり、決して理屈づけるべきではない」と述べています。ポジディブな出来事について考えすぎると喜びが奪われてしまうようです。

 

そのため日記では、ネガディブな出来事を深く検証することが良いそうです。あくまでポジティブな出来事は考えすぎない程度にしておきましょう。

 

日記をつける際に陥りがちなワナは「感情」「思考」のどちらかに大きく偏ることです。感情のはけ口にする等です。「短い物語風のシーン」のように、自分の思考と感情の両方を消化する際にのみ、真のインサイトが生まれるようです。

 

4.日記は毎日書かないことが最善

極めつけはこれですね。

なぜこのように言われるかと言うと、散々な出来事について二週間以上書くべきかどうかすら疑わしく、自己憐憫のサイクルに陥ってしまうためと述べています。折に触れて立ち返り、自分が人生のどの位置にいるかを見定めるツールとしての日記なので、毎日は不要と言うことでしょう。

 

5.最後に

このブログでは、必ずこうすべき!ああすべき!とは述べないことにしています!

個々人に合う、合わないがあると思うので。

後はみなさん自身で判断していただければと思います。

 

間違いないのは、本の内容を鵜呑みにしないということでしょうか。

いくら科学的データがあっても、一旦自分で試してみてスッキリする方法を選択してもらえればと思います。

 

私は一旦、日記は書籍のアウトプットだけにして1週間に一度上記の方法で記してみようと思います。 

 

もし何か違う科学的データがあれば教えてください!

感想フォームも添付しておきます!

ブログの感想

 

それでは本日もありがとうございました!!!

また明日もよろしくお願いいたします!!

ガチガチに緊張していても流暢に話せるコツ 第152話

1.どんなに緊張してても流暢に話せるコツ

誰しもお話は上手くなりたいものです。

プレゼンや営業だけでなく、普段の雑談にも話のうまさは求められるものです。

 

では話のうまさとは何か?

思うに、「自分の考えを相手に伝えることができる力」だと思うんですね…。

シンプルですが、これが難しい。

 

芸人さんとかうまいですよね。コントの設定をテンポよく観客に伝えて笑いを取る。絶望するほど高度な技術です。

 

上記の力はつまり、自分と相手に齟齬がないほど話が上手いと言うことができます。

 

さらに分解すると、相手に伝えるには話を飽きずに聞いてもらわないといけません。

なのでその辺のテクニックも全て「話のうまさ」に含まれます。

 

なので非常に複雑な技術ですよねー。キリがない!!!

 

突然ですが少し自分語りをさせてください。

私は、「プレゼンや面接」は上手い方だと思っています。

面接官の方からも、2回に1回は「非常に落ち着いていてわかりやすい」と言われることもあります。無論、全て慣れで培ったものになります。

 

そこで今日は、「そもそも前で話したり面接で緊張してしまう。まとまりの無い話をしてしまう」人向けに、1つ自分が実践しているコツを共有してみようと思います。

 

自分語り、自慢みたいに思われるかもしれませんが、もし自分の使っている方法が少しでも参考になればこのブログの目的に沿ったことになるのでノープロブレムです😌

 

2.今回参考にした本

今回参考にしたのは『1分で話せ』著:伊藤羊一 です!

この本に書いてある論理構成をもとに、自分が行っていることを包み隠さずお伝えします!!

 

3.大事なのはフレームワーク

世の中にはフレームワークという便利なツールがあります。

フレームワーク」とは、「型」のことです。

 

ハート型のクッキーを焼きたい場合、わざわざ生地をハート型に切りませんよね。

「ハート型」のくり抜き用のツールを使うと思います。便利ですよね。

そんなイメージです。

 

つまり、既に存在する「型」に当てはめれば極めて効率的に作業ができるということです。

 

例えばアイディアを出したい場合、ゼロから考えると時間がかかります。

そこでアイディアを生み出すフレームワーク(考え方)を用います。

 

そのフレームワーク通りに考えれば、新たなアイディアを生み出せるということです。

 

4.話におけるフレームワーク

早速本題に入ります。

ロジカルに主張できるフレームワークは以下の通りです。

 

〇結論(~と思います。)

〇根拠(なぜなら~からです。)

〇具体的(例えば、~です。)

 

この3段構成に自分の主張を当てはめれば、どんな内容もわかりやすくなります。

 

具体例を示します!

 

フレームワークを使わない場合

 

あなたの好きなと食べ物についてロジカルに述べてください。

 

先日の土曜日に渋谷に行ったんです。仕事終わりで1杯飲もうとして店を探してたらないんですよね。そうこうしている内に8時になったんでとりあえずググることにしました。ただググッても当たり外れがわからないんですよ。なので会社の近くのラーメン屋に入ったらこれがうまい。やっぱりラーメンにハズレは無いですね。ラーメンが好きですかねー。

 

うむむ。わかりにくい。そこで以下のようにフレームワークに当てはめます。

 

フレームワークを使った場合

 

あなたの好きな食べ物についてロジカルにおしえてください。

 

私はラーメンが好きです。(結論) なぜなら、ラーメンは決してハズレがないためです。(根拠) 例えば中華は個人的にハズレと思う店がありますが、ラーメンはどの店に入っても確実に美味しいです。(具体例)

 

わかりやすいです。言っていることは同じなのに。

 

なぜかというと、余計な情報がなくなっているためかなと思います。

聞き手の頭の中に最初から「ラーメン好き」という情報があるので、スッキリしながらお話を聞けるんですよね。その結果最後まで聞いてくれます。

 

このように、何を尋ねられても

(1)結論

(2)根拠

(3)具体例

 

の順番で述べることでわかりやすい返答はできると思います。

 

この結論~具体例がフレームワークです。

 

ぜひ難しい質問をされた際は、自分の情報をこのフレームワークに当てはめて述べてみてください!きっとスッキリと返答できると思います!

 

5.心に留めていること

上記のようにフレームワークは大いに参考になります。

しかしフレームワークだけで満足してはその先にいけないかもなと思った今日この頃です。

 

時にはフレームワークは破ったり、自ら新しいフレームワークを使っている創意工夫をしてみないとストップしてしまうかもしれません。

 

ただ慣れないうちはやっぱりフレームワークに頼った方がいいかもですね。

そうしないと無駄な作業を増やしてしまいかねないので…。

 

今回の共有がぜひ参考になれば幸いです!!

感想フォームも貼っておくのでぜひご笑覧ください!

ブログの感想

 

それでは本日もありがとうございました😌

また明日もよろしくお願いします!!

「シナリオシンキング」で未来を予測! 第151話

1.未来に対する漠然とした不安 

5年後、10年後と我々はどうなっているのでしょう。

そこまで先はわからないとしても、1年後どんなことをしているかは非常に気になります。

 

特に働いている方、これから働く方は「自分の働く対象は安泰か?」など、様々なことを想定する必要があるかもしれません。

 

つまり、未来を予測し適切な行動を取りたい人が多いかもしれません。

 

そんなときにオススメの考え方を1つご紹介します。

それは「シナリオシンキング」です。お友達や同僚と話しながら行えるワークのようなものなので非常にオススメです!

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〈シナリオシンキングの流れ〉 

(1)現象の羅列

(2)現象を引き起こす要因の分類

(3)四象限のシナリオを想定

(4)アクションプランを想定

 

今日はこの4段構成で進めていきます!

パッと見難しそうですが、誰でもわかるような説明を心がけますので興味がありましたら閲覧していただければと思います。

 

ぜひお楽しみください!!

 

2.現象の羅列

難しい言葉です。

これはつまり「未来はどうなっているか」を列挙するだけです。

 

こんなイメージです

 

〇人口が減少する。

〇5Gが広く浸透する。

〇様々な事物がインターネットと結びつく(IoT)

 

自動車業界の人でしたら、将来この業界はどうなるか等的を絞って考えてみても良いでしょう。

 

この段階ではこれだけで十分です。

 

3.現象の分類について

先程までに予測した現象を大きく2つのカテゴリーに分類します。

 

(1)このままだと確実に起こりうる未来

(2)分岐点が発生する可能性がある未来

 

大事なのは「分岐点」です。

 

確実に起こりうることにどう対応するかを迷う必要はないからです。

 

分岐点とは何か?

例えば、「定年という概念が無くなる」とか

大麻が合法になる」とかは、確実に起こりうるかどうか非常に曖昧ですよね。

 

ここが「分岐点」です。これなら迷ってしまいます。

そこで2つの分岐点を用意し、シナリオを作成しましょう。

 

4.シナリオ作成

このシナリオでは、いわゆる座標軸を用います。

四象限というやつです。

このブログでは掲載しませんが、要するに未来は「4パターン」に分けられるということです。

 

例えとして以下の例を使います。

悩んでいる人は夫婦です。以下の2点の分岐点があります。

「子供を産むかどうか」「田舎と都会どちらに住むか」

 

上記の分岐点を例として用いた時、

 

パターン1 子供を産み、田舎に住む。

パターン2 子供を産み、都会に住む。

パターン3 子供は産まず、田舎に住む。

パターン4 子供は産まず、都会に住む。

 

この4パターンに分類できます。

 

ここでシナリオの作成は終了。

次はそれぞれのパターンに応じたアクションプラン(具体的に何をするか)を考えましょう。

 

5.アクションプラン

このブログでは全てのアクションを考えることはしません。

いくつかの具体例を示します。

 

もし子供を産んで都会に住む場合(パターン2)はお金が必要になりますね。 

なので「共働き」をしようという決断ができるかもしれません。

 

逆に子供は産むけど田舎に住む場合(パターン1)は、資金よりも保育面が鍵になるでしょう。

なので共働きではなく、どちらかが育児に従事するというアクションプランが想定されるかもしれません。(この辺は勘です…。)

 

こうすれば「未来に自分が何やるか」が極めて明確になります。

 

是非働こうとしている方だったら、同じ企業や業界的なものを志している仲間と一緒にシナリオシンキングをしてもらえればと思います。

 

数人でやった方がアイディアも活性化しそうですもんね!!

 

6.まとめ

今日は「シナリオシンキング」という技を紹介させていただきました。

 

これは先日知ったものなのですが、とても有益だと感じたためブログネタにしてみました。(具体例は全て変えてあります。)

 

今後も、このような情報を発信していきますので、ここまで読んでくださった方は是非チェックをお願いします!感想フォームも貼っておきます!!

 

ブログの感想 

それでは本日はこの辺で!ありがとうございました!

明日もよろしくお願いします!!

 

【考察】目的なきコミュニケーションの大切さ 第150話

1.コミュニケーション・クライシス

最近、個人的な危機感を抱いています。

コロナウイルスにより急速にオンライン化が進みました。

 

我々大学生は特にその影響を顕著に受けており、主なコミュニケーションの形式はZoomに固定されました。

 

したがって日常から目的のないコミュニケーションが排除されたように思います。

 

目的のないコミュニケーションとは何か。いわゆる友人との雑談ですね。

 

すれ違うことで偶然誘発するコミュニケーション、

溜まり場に行って目的なく交わされるコミュニケーション、

 

これらがなくなりました。

 

個人的な話になってしまいますが、僕は昔から目的のあるコミュニケーションを最も重視すべきものとして掲げていました。溜まり場で話すことも大事ですが、それよりも議論や個人活動の話をすることが好きでした。

 

しかしコミュニケーションがオンライン化する中で、改めて目的ないコミュニケーションの大切さがわかりました。

 

2.目的のないコミュニケーションの意義

目的のないコミュニケーションは各人が自由に話し合います。

 

最近あった面白いこと、同僚の愚痴、授業の話など…。

 

かつては、特に愚痴なんかは無意味なものとして斥けていたのですが、「なぜこの人はこんなに不満を抱いているのだろう?」「何か解決策はないものか?」といったようにアイディアに結びつくことは非常に多かったです。

 

自分にない発想の種は、目的のないコミュニケーションから多くもらっていました。

 

日々幾度も行われていた数多くの「目的なきコミュニケーション」には以下のメリットがあると思います。

 

〇距離を縮めることができる。

〇自分にない着想を得ることができる。

〇ストレス解消になる。(一部を除いて)

 

このような機会が、オンライン化によって減りつつあると思っています。

 

Zoomを立ち上げようと考える点で、既に気張っているからです。

 

Zoom飲み会も実は気張っているかなと思っていて、オンラインの沈黙は通常よりも「話さなきゃ!」という意欲を掻き立てられる気がします。余程仲の良い友達を除いてですが。

 

だからこそ、対面での飲み会やオフィス出勤は数こそ減るものの、完全に消してはいけないものと感じている所存です。

 

私たち哲学専攻が楽しみとしていたディスカッションや読書会もなくなりつつあり、非常に寂しい思いをしています。

 

確かにオンラインは便利になりました。

しかし対面に完全に代替することはもう少し先でしょう。

AR等の技術の発展を望むばかりです。仮想空間で対面のようにコミュニケーションを取ってみたいですね。

 

3.目的なきコミュニケーションを大事にしよう

少し論点が逸れましたが、結論として「目的なきコミュニケーション」は大事にしてほしいと思っています。

 

例えば実家で暮らされている方は是非ご家族とのコミュニケーションを大事にしてみてください。(もちろん個々の事情はあることは重々承知です。)

 

私は一人暮らしなので、突発的に発生する親とのコミュニケーションはありません。

なので次実家に返った際は、スマホSNSに対する時間は減らして家族との時間を増やそうと思います。

 

では今日はこの辺で終わりにします!

感想フォームも貼っておいたので、是非この内容に対するご意見をお聞かせください!

https://forms.gle/jmAgnCXxeixBKN4m9

 

本日はありがとうございました!

また明日もよろしくお願いします!

「エディターシップ」という面白い考え方 第149話

1.エディターシップという考え方

興味深い考え方を見つけました。

 

この考え方は表現活動、レポート作成、エントリーシート作成等、幅広く使えると確信しました。

 

参考になったものはこちらの『乱読のセレンディピティ』著 外山 滋比古 

 外山滋比古さんの書籍(エッセイ?)です。

非常に面白いため久々に2周目を読んでいたのですが、1周目には無かった発見がありました。

 

今回取り上げる章は、第10章 エディターシップ です。

 

『思考の整理学』にも似た話が登場するのでご存知の方も多いかもしれません。

 

少し噛み砕いてご紹介します。

 

2.次元の違う創造

外山滋比古さんの主張です。

「編集は料理に似た加工である」

 

料理に関していえば、材料を調理して美味しいものにする人が料理人です。

しかしその前のフェーズとして、料理に使う材料を作る人もいます。

 

少し抽象度を上げて考えると、

第一次創造は「素材を作る。」

第二次創造は「加工をし、第一次創造になかった価値を生み出す。」

 

このようなまとめ方になると思います。

 

編集も同様で、素材を作るだけでは読者の欲する読みものにならないですね。 

その素材に様々な加工をすることで面白いものになります。

それはページ配置であったり、組み合わせの妙のようなものです。

 

僕は昨年度、大学を宣伝する雑誌のようなものを編集していたので、とてもイメージがしやすかったんです。

 

材料としてはさほど面白くないものが、対照的なものと隣り合わせにしたりすることで新しい付加価値が発生します。これが第二次創造。エディターシップによるものと外山滋比古さんは述べています。

 

素材を集める段階で、全く関係ない別のアイディアが面白いと思い、第二次創造で混ぜて加工すると意外と面白いものになるということです。少し具体例を述べます。

 

3.哲学レポートの例

私は、数ヶ月前に3000文字程度のレポートを書いていました。

しかし内容をどうにも膨らませることができず、内容も一般論。面白みのない文章でした。

 

しかし同時に、科学についての書籍や死についての書籍も読んでいた私は、この内容はレポートに応用できるのではないか?と考えました。材料が集まりました。

 

いわゆる第一次創造のフェーズですね。

 

次にその内容を加工することに決めました。

「科学」「死」というものは単体では面白みがなく、あまり繋がるイメージはありません。

 

レポートなので詳細は端折りますが、上記の2点を様々な主張の導入や、具体例として並び替えて用いることで、とても筆が進みA評価を頂いたことを今でも覚えています。

 

一見関係がなさそうな遠くの分野の情報をインプットすることで頭の中で化学反応が生じ、アイディアが生まれる良い例なのかなと思います。

 

4.汎用性は高い

これは就活でも使えるかもしれません。

 

面接で喋る内容も、順番も変えるだけで受け手の捉え方は変わるでしょう。

面接で喋る内容、自己分析からでてきた内容は第一次創造です。

 

それをどのような順番に組みかえるか、どう発散していくか、どう混ぜ合わせて面白さを出すか考えることが第二次創造ですね。

 

たぶん気がついていないだけでみなさん日常で無意識のうちにやっているかと思います。ぜひ身の回りに第一次創造と第二次創造に分かれる事例は無いかを探してみてください。

 

それでは以下に感想フォームを貼っておきます!

ブログの感想

 

 

本日はありがとうございました!

『乱読のセレンディピティ』。面白い本ですので、よろしければ読んでみてください!

【速報】kindleのセール情報 09/16 第148話

1.kindleセール速報

みなさん、大変です。

 

Kindleで良質な書籍が大量にセール中です。

 

早くブログとして公開したいネタはいくつかあったり、そもそも数日前に読書ネタでブログを出しているので躊躇いましたが、やはりみなさんにお伝えしたいと考えました。

 

今回は現在セール中の幻冬舎の書籍をいくつか紹介します。

幻冬舎小説やビジネス書、実用書に強い出版社なのでどうしても哲学書等の紹介はできませんが、よろしければ是非御覧ください。

 

数千円の書籍がセールで数百円まで安くなっているので、是非気になった方は調べてみてください!一応リンクも添付しておきます!!

 

このブログではあくまで、私が購入した書籍のみを紹介致します!!

 

2.セールで購入した書籍

①『日本再興戦略』 著 落合 陽一

日本再興戦略 (NewsPicks Book)

日本再興戦略 (NewsPicks Book)

 

買った理由:

構成が面白そうと感じたためです。

 

第1章が「欧米とは何か」

第2章が「日本とはなにか」です。

 

これは対比されているんですかね?

ただ最初に「欧米」という観点をインプットした後に日本を述べるのかなと考え、非常にお面白いと感じました。(未読のため的外れだったらすみません。)

 

面白そうな章:

第6章「教育」ですかね。

特別教育に関心があるわけではないのですが、章のなかにある

◯幼稚園には行かなくてもいい

◯小学校でするべきこと

MBAよりもアート

 

以上のような細かいトピックに惹かれております。現状の教育体制を批判する方は非常に多いですが、代替案を提示する人はあまりいないですよね。

落合陽一さんが批判しているかどうかはわかりませんが、どんな代替案を提示するかは非常に楽しみです。

 

②『お金2.0』 著 佐藤 航陽

 買った理由:

 

少なくとも私は高校で「お金」について学んだことがありません。

(もちろん歴史等は学びましたが。)

 

どのように資産を運用しているのか?資本主義の本質とは?

このような質問に対して正直即答することは難しいです。

 

仮想通貨について。シェアリングエコノミーについて。

フィンテックについて。みなさんご存知でしょうか。

 

私は答えられません。なので勉強しようと考えました。

 

面白そうな章:

第4章 「お金」から解放される生き方

 

読みたいですね~。

「お金」ってめっちゃ執着を生みますし、人間にとって必須の道具です。

 

そのお金から解放されるってまずどういうこと?

お金から解放されることなんてできるの?

 

非常に気になります。早く読みたいです、詳細を。

 

③『老いてこそ生き甲斐』著 石原 慎太郎

老いてこそ生き甲斐

老いてこそ生き甲斐

 

 買いたい理由:

何て言うのでしょう。

一般的に「老い」は嫌なもの、避けたいものというイメージがありました。

「生き甲斐」というと、やはり「若いうちにいかに活動できるか」というイメージです。

 

それは私がまだぺーぺーなだけかもしれませんが…。

 

だからこそ、老いを生き甲斐とリンクさせている逆説的なタイトルに惹かれました。

 

面白そうな章:

第4章「肉体的挑戦」

 

まさにこれかなと思っています。「老い」のイメージは。

 

「老い」ることで、思考は鋭くなり経験は年輪のごとく深まりますよね。理屈なら。

しかし「肉体」に逆らうことはほとんど難しいでしょう。20歳で絶頂を極めた肉体は朽ちるのみです。

 

これをふまえて、どう「老いるこそ生き甲斐」と述べているのか。

非常に気になるところです。

 

④『蜜蜂と遠雷 上下』著者:恩田 陸

蜜蜂と遠雷(上) (幻冬舎文庫)

蜜蜂と遠雷(上) (幻冬舎文庫)

 
蜜蜂と遠雷(下) (幻冬舎文庫)

蜜蜂と遠雷(下) (幻冬舎文庫)

 

買った理由:

 

 「なぜ惹かれたのか?」を改めて言語化すると、やはり表紙のデザインなのかなと思います。

 

恩田陸さんの小説の表紙は毎回芸術的なんですよね。

そのためすごく目に留まりますし、購買欲に掻き立てられるんですよね…。

 

小説なので、面白そうな章をピックアップすることはやめておきます!!(小説に置いて特定の章をピックアップすることは野暮かなと思うので。)

 

3.まとめ

セールはなんと明日くらいまでです。(確かです。)

上記のほか、めちゃ人気のビジネス書『多動力』なんかも幻冬舎からの出版です。

『革命のファンファーレ』なんかも幻冬舎ですね。

著者は今の日本を賑わせている人ばかりです。

 

多動力 (幻冬舎文庫)

多動力 (幻冬舎文庫)

 

 

kindle電子書籍)限定のセールになりますが、とてもお得です。

是非セール終了前にご購入を!!!

 

以下に感想フォームを添付しておきます。

何かセールが他にもある場合は積極的に発信するので是非お楽しみに!!

https://forms.gle/jmAgnCXxeixBKN4m9

 

それでは本日もありがとうございました!!!

明日もよろしくおねがいします!!