トランプは中国を攻撃する意図とは? 哲学生が考察 第54話
〈特に想定している読者〉
・外交に興味がある方
・米中関係に興味がある方
こんにちは!!
昨日までは「なぜ人は悩むのか?」というかなり抽象的な内容でしたが、
今回はコロナの影響もあり、話題によく出てくる米中関係について考察を一つしてみようと思います。
具体的な論点としましては
「このコロナウイルスの蔓延の中で、アメリカ大統領ドナルド・トランプ氏が中国を非難しているという構図」についてです。
この構図の不可思議な点は、
・なぜこの時期にわざわざ他国を避難したのか?ということです。
もちろん貿易摩擦等様々な要因はあるかと思いますが、ここに隠されている意図を暴いてみようと思います。
それでは本編に参りましょう!!
なぜトランプ氏は中国を非難したのか?
それでは仮説に移ります。
その前に、そもそもこの「とある国(A)がとある国(B)を攻撃するという構図」は意外と様々な時代や状況に見られます。
例えば日本でいうと「江戸幕府後期の尊皇攘夷運動」がそれにあたります。
日本という国家の元で国民が一体となり、諸外国の侵略を阻止する攘夷を行うという運動です。
なぜこういう他の国を攻撃する事態が起こるのでしょうか?
それは自分の国を侵略される場合に限らないと思います。
別に中国はアメリカを侵略しているわけではないですから。
上記の問いの端的な答えは、「自分の国の団結力の向上」と自分は解釈をしました。
アメリカでいえば「中国」といういわば「仮想敵」を作り上げ、敵に対抗するためみんなで団結する。その「みんな」というのが「国民」であるというシンプルな話です。
尊皇攘夷運動の少し前は「日本」という国家において天皇や将軍の位置付けが揺らいだ時期でもありました。
こうした「揺らぎ」は、いずれ自分の政権(徳川政権)への牙に繋がります。
その際に自分の政権にダメージが向かないよう注意をそらすという考え方です。
アメリカはどんな状況なのか確認してみましょう!!
アメリカの現状況
まずアメリカでは大統領選が迫っています。
アメリカは二大政党の国です。
「共和党」と「民主党」に分かれており、トランプは「共和党」の人です。
現在アメリカの大学は学費が非常に高く、若者に厳しい状況であるとされています。
アメリカは租税が緩い代わりに社会保障が日本ほど強くありません。
これに対し、民主党の大統領候補であるサンダース氏が公立大学の無償化を唱えているようです。
トランプにとっては大きな脅威となるのでしょう。
このブログの最後に大統領選についてわかりやすく述べられているサイトを掲載しておきます!!
その中でトランプは自分の政権に対しての統率力を高めたかったのでしょうか。
様々な要因が交錯し合っているとは思いますが、「中国攻撃」は政権の支持率向上の要因の一つとして、自分は提唱してみます。
他にもこの構図は見られる
この「AがBを攻撃し、自分に注目を集める」構図は学校でもありますよね。
クラスのリーダーになりたい子が、誰か適当な奴をいじめてリーダーに登りつめるみたいな構図はあると思います。
そして、「グローバル化」が進んでいると言われる一方でこのようなパンデミックのもと「ナショナリズム」が強化されているように思えます。
今後10年、20年後と世界がどのような構図になってるのか非常に興味深いです。
生きる目的が増えました。
それは今日はこの辺で失礼します!
見てくださってありがとうございました!!
【アメリカの政治についてわかりやすくまとめられたサイト】
https://www3.nhk.or.jp/news/special/presidential-election_2020/