「伝える」を届けるブログ

都内の大学で哲学を専門として学んでいる3年生です! ここで哲学ときくと、現代においてマイナーな分野にされているというイメージを抱かれるかもしれません。そういったマイナーな「哲学」から世の中を見るとどう見えるのか?どう役に立つのか?といったことを中心にブログにしていこうと思います! その他映画や本のレビューを公開していきますので是非チェックしてみてください!

検察官の法案改正と違和感 第18話

〈読んでいただきたい方〉

・このブログを開いたアナタ

 

検察庁の法案改正をどう見るか

 

こんにちは!!

 

今日は前回の続きで、ラファエロアテナイの学堂」から古代ギリシャの哲学を見よう!と考えブログにする予定だったのですが、Twitter検察庁の法案が改正されることに関する議題がトップにあがっていることに気づき、、、

 

それもこのコロナのご時世に、そういった法律改正案がTwitterのトレンドになってることに少々違和感を覚えたので、そのことについて緊急でブログにさせていただこうと思います。

 

検察庁法案改正抗議の問題

 

Twitterでは、「#検察庁法案改正案に抗議します」という投稿が数多くなされています。その中には有名人もたくさん…。

 

この改正は、ざっくり言うと検察官の定年延長を行うという法案ですね。

それがどうしてここまで波紋を呼んでいるのかという点を哲学的観点から解説していこうと思います。

 

本来このような是非を決める際は、賛成と反対の両面から考察することが適切であるとは思います。しかしこの法案改正には賛成意見はほとんど見られなかったので、反対意見を多めに参照しております。それは最初にご了承お願い致します。

 

抗議を唱えるのは早急では?

 

こうした問題の是非を問う場面において、哲学から重要な知見を得られます。

 

哲学者の言説を詳しく検証する場合、その言説単体に着目しても良い判断は得られません。

 

当時の時代背景だったり、政治システムだったり、世界の情勢であったり、その思想家はどういったバックボーンだったのかということを詳しく調べます。そうしないと言説の誤解をしてしまうからです。

 

そして今回もその哲学の手法に則り、この政治問題を詳しく見ていきましょう

 

話を戻すと、この法案改正の論点は検察庁の定年を延長するかどうか」という議題です

 

検察官というのは、政治からある程度距離をおいている役割です。

 

なぜそのような検察官の延長でこれほどまでに波紋を及ぼしているかと言いますと

 

それは安倍首相東京高検検事長である黒川さん63歳)と非常に距離が近い、密接な関係ということが大きく影響しています。その黒川さんを次期検事総長にしようとしてるのでは?と言われています。(ここは自分ではわかりません。)

 

その黒川さんという方はもうすぐ定年を迎えてしまうということですね。なので定年を延長し、黒川さんを次期検事総長(総理を唯一訴追できる人)に任命しようということです。

 

正直そんな陰謀論のようなことはコメンテーターが喋っているだけで客観的事実がありませんし、結局は人の主観を返した情報になってしまっているので、この議論や是非を決める上ではあんまり役に立たないように個人的には思われます。

 

なのでそこら辺の理由に関しては自分は1回リセットして触れずに先に進めていこうと思います。

 

そしてタイトルにもあるように、この陰謀論を前提に「三権分立の崩壊」だったり、「権力の私物化」とおっしゃるのは、早急ではないでしょうか。

 

しかし、自分もこの法案に関しては疑問が残ります。

 

まず、この法案改正は今しなければならないほどそんなに優先順位が高い問題なのでしょうか?

 

アベノマスクが届かない。

補償制度も整わない。

その状況下でこの問題がそこまで大きな優先度を持つのか?という点です。

 

政治というのは、国の中での優先順位を決めるものでありましょう。

よってこの点には少々疑問を感じました。

 

確かにコロナ以前からもしそういった話し合いが行われているのであれば、納得がいきます。

しかし今のところ国が国民に対し何も言っていないことがさらに疑問です。

 

次に、この法案改正の背景や理由、メリットもイマイチわかりませんね。

調べても出てこないので誰か知っている方がいればコメントで教えて下さい。

 

以上により、このブログを書く段階では、まだ自分は正式な判断、賛成か反対かというのを決められていないというのが正直な感想になります。背景もわからず、メリデメもわからないのに賛成や反対は判断できません。(賛成、反対している方を否定するつもりは毛頭ございません。個人の考えです。)

 

波紋

 

前提や物事の状況を頭に置いた上で考えてみた結果、上記のような感じですが

 

政府からの報告がない上に、この問題が優先順位が高いとは思えないので、その点に疑問が残るということは強く述べさせていただこうと思います。

 

このようなムーブメントになった時に非常に怖いのは「反対」という人が圧倒的に多い中で「賛成」と声を上げにくいということがあります。

 

コロナではお店に悪口が書かれた張り紙が貼られていたというニュースもあるように、自分が正義に則っていると勘違いして何でもやっていいと勘違いしているホモ・サピエンスが現状を多い気がします。

 

思想を楯に人を攻撃する人は考えを改めるべきだと思います。

しかし、現実的にそうなってる以上賛成という声が上げにくい。

 

そんな中で反対だけの意見じゃないよ!ということも示したかったため、このブログを書かせていただきました。

 

このブログ読んで下さる方が、少しでもこの問題について考えるきっかけになってくれれば嬉しいと思います!!!

 

それではこの辺で失礼させていただきます!

本日も見てくださってありがとうございました!

 

明日こそは哲学ブログを書きますよ(笑)