孤独からアイディアを生み出した哲学者たち 第19話
〈読んでいただきたい方〉
・美術に興味があるアナタ
・「アテナイの学堂」を知っているアナタ
・哲学の豆知識を知りたいアナタ
・コロナの生活に嫌気が差しているアナタ
〈お伝えしたいこと〉
・「孤独」になるメリット
・革新的なアイディアを生み出した哲学者は孤独だった
孤独を愛した哲学者たち
こんにちは!!
昨日は緊急で政治的なブログを上げましたが、今回は再び哲学について語ります!!!
一昨日に上げた古代ギリシャ哲学の続きですね!!
前置きは第16話で述べておりますので、そちらをまず先にご覧ください!!
そして今回もラファエロの「アテナイの学堂」という絵画を切り口にします!
前回同様、その古代ギリシャ哲学の面白い部分をピックアップしてお伝えします!!
三平方の定理
前回は一人目で〈ディオゲネス〉を扱いました。
そして今回、二人目は〈ピタゴラス〉という哲学者です!!
上の写真で言うと、左下で物書きをしているガタイの良い男性です。
中学で〈三平方の定理〉を教わりませんでしたか?
それを作った人がこのピタゴラスです。
この人も実は哲学者なんです。
「世界は数学で導ける法則によって成り立っている」という思想を提示しました。
この思想や答え自体に対した意味はありません。
それよか、その思想に着目した驚異的な視点が哲学の醍醐味です。
「世界は何からできているのか?」という問いが当時のメインテーマでした。
水と答えた人(タレス)がいましたが、その人らは「物体」に着目しているのに対し、
ピタゴラスは「数」という目には見えないものを世界の根源として定義しました。
そんな長々と説明するつもりはないんですが、内角の和180度だったり、偶数と奇数を最初に分けたのもピタゴラスと言われていますね。
さらに宗教と数学を融合した「ピタゴラス教団」というのを作り上げるんですね。
こんな不思議な人でした。
万物流転
三人目はヘラクレイトスです!!
この人は貴族という地位にいながら、大衆を嫌って孤独を選ぶという変わり者です。
この変わり者が提唱した思想は以下の通りです。
ヘラクレイトスは「万物は絶えず変化する」という諸行無常のような思想を提唱しました。
細胞は絶えず変わり続けますし、
仮に今自分が川の中にいる想像をしてみてください。川の中に立っています。
その瞬間瞬間の足元の川の水は、1秒前の水とは違いますよね。
この世界において万物は流転していく、不滅ものなんてないんだ!!
というような思想を展開します。
なかなかに独創的な視点ですよね。
古代ギリシャの自然哲学者に見られる性質
まあ古代ギリシャの哲学者を紹介してみました。
しかし、正直こう役に立つものは少ないですよね。
しかし、大事なのは答えではなく、
○その人がどのようなバックボーンを持っていたのか
○そしてどのようなところに注目したのか
ということが重要なのかなと思います。
さらに共通する特徴として、「孤独」ですよね。
大衆と一定の距離を置くので、一般的な感覚に支配されていません。
孤独になり、自分自身を深く見つめて、思想を生み出すということがこの古代ギリシャの哲学者に見られる一種のモデルであると思います。
「イノベーション」とは、今までと違ったアイディアの創出なので、マジョリティーに染まらないほうが良いのかも知れません。
この人と距離を保てるという観点において、このコロナの時期は結構「アドバンテージ」であると思っていて、それこそ自分自身を深く見つめ直す良い機会なのかなという風に思います。(もちろん経営者の方は厳しい状況であると存じております。自分も宣伝執筆の仕事がなくなりました。)
みなさんも是非、過去に買った本や自分が興味あるテーマについて少し勉強してみたり
就活生だったら自分のやりたいことは?という自己分析をしてみたり、
そういったことに時間を絶やしてみるのも良いかもれません。
(自己分析本は『メモの魔力』がオススメです。)
というわけで今日はこの辺で!
明日の内容はイケメンを哲学的に考察したものをブログにしようと思います。
ここ数回がだいぶコアだったので(笑)
それでは、本日も見てくださってありがとうございました!
また明日も頑張りましょう!!!