「伝える」を届けるブログ

都内の大学で哲学を専門として学んでいる3年生です! ここで哲学ときくと、現代においてマイナーな分野にされているというイメージを抱かれるかもしれません。そういったマイナーな「哲学」から世の中を見るとどう見えるのか?どう役に立つのか?といったことを中心にブログにしていこうと思います! その他映画や本のレビューを公開していきますので是非チェックしてみてください!

「モテない男」を哲学的に考察してみた 前編 第20話 

〈読んでいただきたい方〉

・男性の方

・哲学が好きな方

・そこまで「モテたい!」と思わない方

→思う方は別のサイトのほうが良いと思います…。

 

啓発じゃないよ

こんにちは!!!

 

前回はかなり哲学的な話になってしまったので(しかもかなりコア)、

今日はちょっとポップなネタを用意してみました。

 

今日のメインテーマは『モテ』に関する哲学的考察です。

 

ちなみに筆者はモテませんので、

・モテるための科学的方法!

・オススメのファッション!等のブログではございません

 

「哲学的知見からモテる人を考えてみた」というブログです。

この点、ご了承ください。

 

「愛」の哲学

 

そもそも哲学では、世界や抽象的な論点を相手にした難しいものというイメージが多いかもしれません。

 

しかし、哲学史上「愛」に関する考察は多くなされています。

 

 

例えば、スイスの詩人、哲学者のアミエルは以下のような言葉を残しています。

 

女はなぜとか、

何のためにとかいった理由なしに

愛されることを望むものだ。

つまり、美しいからとか、善良であるとか、

聡明であるとかいった理由によってではなく、

彼女が彼女自身であるという理由によって

愛されることを望むものだ。

 

とてもロマンがあります。

 

今日は省略しますが、

プラトンアリストテレス

同じように「愛」に対して鋭い洞察を残しています。

 

モテる男は定義できるのか

 まず「モテる」とは何でしょう?かなり抽象的です。

このような抽象的な論点は必ず具体的にするというのが哲学の教えです。

議論が逸れる可能性があるためです。

 

ここでは「モテる」とは、

不特定多数の女性から好意を寄せられる状態 という定義にします。

 

そして早速仮説検証をしていきましょう。

まず「モテる人」の特徴を具体的に考えましょう。どういうのがあてはまりますか。

 

・高学歴(厳密には定義しません。)

・端正な顔、甘いフェイス

・筋肉質

・高収入(厳密には定義しません。)

 

色々ありますね。特徴が膨大すぎて、正直らちがあかないです。

 

哲学でもよく使えますが、

何かを明確にしたい時は「何を肯定するか」より、

「何を否定するか」に視点を切り替えたほうが有効な場合があります。

 

地雷を見つけよう

 なので、まず地雷を見つけてみましょう。

地雷をいうのは、それがあるだけでたちまち「モテなくなる」悪魔のような特徴のことです。

 

絶対に否定しきれない「モテない要素」「絶対悪」「仮想敵」を見つけていきましょう。

 

低所得はどうでしょう。

これに関しては否定ができます。

結婚している人もたくさんいますし、そもそもお金に価値を見いださない思想はマイナーではありません。

 

次に低身長はどうでしょう。

これをそんなことはありません。身長が低くても付き合っている人は多いです。

 

頭があまり良くないというのはどうでしょう。

これも同じく否定が可能です。

 

確かに上記の様子はあまりモテない傾向にあるとは言えます。(僕も当てはまりますので、当てはまる方は仲間です。)

 

しかしモテるための必要条件ではなくて、あくまで十分条件というのを念頭に置きましょう。

 

ここまでくるとですね、疑いきれない1つの特徴が出てきます。

それは「不潔」です。

 

不潔というのはもう否定のしようがないですよね。

万人に当てはまるというか、不潔な人はもう何やってもモテない気がします。(個人の見解です)

 

しかし、不潔といってもかなり抽象的なので、これを少し絞りましょう。

 

次回予告

とりあえず、前編はこの辺にして、

 

明日は

・「不潔」をどう具体的にするか

・どうすれば「モテ」にベクトルが向くのか

 

を、哲学的知見から考察していきます。

 

後半もサクッと読めるように精進しますので、よかったら楽しみにしていてください!

それでは見てくださってありがとうございました!!