大空を駆ける思考 『思考の整理学』 第16話
〈読んでいただきたい方〉
・『思考の整理学』が好きな人
・考えることが好きな人
・アイデアを考えるのが好きな人
・このブログを普段見てくださっている人
思考が大空を駆けるには?
こんにちは!!
今日は『思考の整理学』という書籍について紹介させて頂きます!!
前回、アリストテレスの『弁論術』について、人を動かす人の特徴について紹介しましたので、書籍続きになりますね!笑
『思考の整理学』というタイトル。現代の情報過多社会において強く刺さるタイトルです。
この本を知らない方は、ひょっとすると啓発書のようなものと捉えるのかなと思うんですけど、全然そんなことはなくて、啓発書というよりはエッセイです。
エッセイというのは、筆者の体験、及びその体験についての感想をまとめたジャンルです。
作者は外山滋比古さんという、お茶の水女子大学の名誉教授です。
ではどんどんいきますね!!
普通の啓発書と何が違う?
一般的な啓発書は自分の体験を元に、こういう場面はこのような行動をすることがいいだろう!っていうことが書かれています。
『思考の整理学』と一般的な啓発書とは何が違うのかというと、
一般的な啓発書が、既存のシステムの中で上手く成功を掴む方法論というものを書き起こし、示しているのに対し
この『思考の整理学』は時代に捉われない普遍性を持っている気がします。
どのような時代環境において誰にでも当てはまるということです!
筆者の体験から抽象化されいうようなものになります。
この本は昔に書かれていますが、今でも本屋さんにあるんです!
文章を書く人、何かネタやアイディアを考える際には大きな武器になると思います。
『思考の整理学』の詳細
前述の通り、この本は筆者の体験に基づいて書かれています。
しかし親切にも! まとめの内容を筆者独自の体験から丁寧に!わかりやすく!読者にも当てはまるようにしてくれているので、私たちにも筆者の伝えたいことはイメージできます!!!!!
しかし自らの体験を読者にも当てはまるようにすると抽象的になります。
そのため、そのまま筆者の主張をそのまま鵜呑みにすると「へ~」で終わってしまいます。
そのため、そのような抽象的な方法論をいかに自分の環境だったりに具体的に落とし込み、行動例を考案する作業が必要になるのかなと思っています。
(ただ、どの本もその作業を行わない限り「実行」はできないと思うので、アウトプットを行うという意味でも良いかもしれませんね!)
具体例代わりに、興味深いお話を1個紹介します。
例えば、こんな面白い一節がありました。
「人間もコンテクストの中で自己規定をしている。周囲との関係で自分の役割をはっきりさせる」といった文章がありました。
ざっくり述べると、家庭というグループに属している自分と、部活動の中で活動している自分は、役割は違います。そのように他者との関係によって自分の役割を認識しますよね、って感じです。
中学から高校へとコンテクスト(環境としましょう)が変わりと、自分の役割は変わりますよね。
この周りとの関係性によって、自分自身を規定するというのを筆者は思考にも当てはめます。
中学から高校へコンテクストが変わる。自分の役割は変わりますよね。
その原理と同様、例えば手帳の中にあった「アイデア」をノートに写すことで、その「アイデア」は違う意味を帯びるよねということを筆者は示しています。
そのアイデアの新しい側面が見えるということです。
これを筆者は「メタノート」を用いて整理するんですね。
自分のノートを使ってアイデアを成立するという体験を、このトピックで述べています
これを自分に当てはめるなら、、、
自分はよくTwitterを使うので、面白いアイデアがあれば、Twitterからノートにコンテクストを移す。そうすることでまた面白い発想が得られるんじゃないかなという感じです!
ちなみに、自分は1章読み終えるごとに具体的な行動例を考えて、ノートに写しています!!
まとめ
このような点において、具体的な行動例を示してくれている啓発書とは一線を画すものになりますが、高校生でもサクサク読めるくらい薄くて平易な内容です。
考えることが好きな人だったり、文字を書くのが好きな人だったり、何か膨大な情報を整理する方法を探していたりする人は是非読んでみる価値アリアリなのかなと思い、取り上げました!!
是非、興味持ったら読んでみてください!!!
明日からはまた哲学に関することを小ネタをブログにしていきますので、興味があるという変わり者のアナタ!!是非よろしくおねがいします!!!
最後に『思考の整理学』のアマゾンリンクを貼っておきますね!!!
https://www.amazon.co.jp/思考の整理学-ちくま文庫-外山滋比古-ebook/dp/B00E5XATVS/ref=sr_1_1?dchild=1&keywords=%E6%80%9D%E8%80%83%E3%81%AE%E6%95%B4%E7%90%86%E5%AD%A6&qid=1588938927&s=books&sr=1-1
本日もありがとうございました!!
失礼します!!!