「伝える」を届けるブログ

都内の大学で哲学を専門として学んでいる3年生です! ここで哲学ときくと、現代においてマイナーな分野にされているというイメージを抱かれるかもしれません。そういったマイナーな「哲学」から世の中を見るとどう見えるのか?どう役に立つのか?といったことを中心にブログにしていこうと思います! その他映画や本のレビューを公開していきますので是非チェックしてみてください!

哲学をしてみよう! 平和について 第6話

前回のおさらい

こんにちは!
引き続き今日も見てくださりありがとうございます!
前回はソクラテスの思想、意義のある議論】について執筆いたしました。
 
古代ギリシャの超有名人! 一度は書きたかったので良かったです。
wikiのURLを貼っておきますね!
 
wikiは誤謬があると言われますが、大筋が間違っているわけではないので、少し調べるくらいでは差し支えないと思われます。
 
さて、今日はサンフランシスコ平和条約が締結された日】です!!
これは第二次世界大戦の戦後処理を決めた講和条約です。日本史や政治史に登場するアレですね笑
 
ふーん、なるほどなあ、、と思っていたのですがここで1つ大きな壁にぶつかりました。
「平和」とは何者なのでしょうか?
何を持って「平和」というのでしょうか!?!?!?
これは哲学です!! 
そして普段身近にない哲学というものを、みなさんにも体験してもらえればと思い記事を書きました!
 
そして平和についての自分なりの解を見つけ出すべく、一緒に思考を進めていきましょう!

「平和」は人によって違うよ!というのは正解かもしれませんが、思考停止になってしまいますからね!
 
では本編へどうぞ!
 

哲学における平和とは

哲学をするにおいて哲学史を勉強する必要は必ずしもありません。
しかし、一度簡単に哲学史に触れていきましょうか。(興味ない方は次の見出しまでとんでもらって大丈夫です。)
哲学の研究領域の一つに、「戦争哲学」と呼ばれるものがあります。
哲学の始まりは古代ギリシャに遡り現在に続きますが、
その間には様々な戦争が起きています。
 
ということは、同時に戦争に対して様々な洞察がなされています。(哲学者に限らず)
古代であればヘラクレイトスキケロ
中世以降であればマキャベリモンテスキューヘーゲル
現代であれば、フランシス・フクヤマ等。
 
そしてそうした戦争の経験から、平和に関する思想が誕生しています。
 
『永遠平和のために』といった著作をご存知でしょうか。
ドイツの大哲学者、カントの著作です。
この中でカントは戦争が絶対生じない状態を「永遠平和状態」と定義しています。
とまあ、ここまで見てわかる通り「平和」は「戦争」と結びつく問題であると考えられます。
 
しかし日本人にとって今や身近ではない戦争ですが、日本人全員が現状を平和と捉えることができますかね?

そうではないと思った方は、いざ哲学をしてみましょう!!!!!!!
 

平和とはなにか

前回「議論、対話」を扱いました!せっかくなので今回も対話で哲学を進めましょう!
今日の議題は、「自分たちが思う平和」です!
そして自分だけの平和の解を定義して、平和に生きるのはどうするかを考えていきます!
友達のテツくんに来てもらって二人で話しながら進めます!笑 対談形式でお楽しみください笑
 
我「テツくん、テツくんは平和って何だと思う?」

テ「僕は戦争がない世界を平和というと思うかな。これについてどう思う?」
 
我「一理あるね。ただ現代の日本では直接戦争があるわけじゃないよね。それでも平和と言えるのかな?」
 
テ「確かに。コロナが蔓延している状況は平和とは言えないもんね。」
我「ただ戦争はかなり惜しい気がする。戦争て何かと何かの衝突だよね?要するに自分
と何かの衝突がない状態が平和なんじゃないかな。」
 
テ「確かに! 今も人とコロナの衝突だもんね。ただ衝突が好きな人もいない? 勝負も一種の衝突だけど、勝負が好きな人は結構いない?」

我「なるほどなるほど。確かに俺勝負多くても楽しいわw テツくんは?勝負好き?」
 
テ「とても苦手。極力避けたいかな。」
 
我「どうして?」
 
テ「ストレスがかかるのよね。負けたときの。」
 
我「なるほど。そしたらテツくんにとっての平和は、競争がない世界かな?」
 
テ「そうかも。ストレスがかかっていると平和とは言えないよね。我くんのストレスの発生地は?」
 
我「法で認められているはんちゅうでの自分のしたいことを、第三者によって侵害されるときかな!」
 
テ「例えば?」
 
我「遊びたいけどコロナやばいから遊べないとか。ストレスだね。」
 
テ「そういう場合はどうやって気を紛らわさせるの?」
 
我「ほかにやりたいことをやるかな。本読んだりゲームしたり!」
 
テ「なるほどね!ということは不自由に固執しないで別のことに目を向けるのが、我くんにとっての平和と言えるのかな?」
 
我「すべてを満たすことはできないからそうだと思う!解決したね!」
 

まとめましょう!

はい!笑 こんなものでしょうか。みなさんどう思いましたか?
哲学って誰でもできるのでは?と思いませんでしたか!?!?!?
 
 
できます。哲学を学問で勉強する限りは様々な書籍を読むことになりますが、
哲学という営みは誰でもできるものです!(偉そう) 
 
この議論によると、平和とは
「ストレスがない状態」のことでしょうか!
 
そこでテツくんが平和になるためにすべきことは「競争がない環境に行くこと」
我くんが平和になるためにすべきことは「1つの不自由に固執しない」ろいうことになりますね!
 
紙とペンさえあればどこでも誰でもできるのが哲学
是非身近な問題について問いを重ねて
自分だけの解を見つけ出してみてくださいね!
 
今日のブログはここで終わりにします!
意見、感想等ある方は是非コメントにてお待ちしております!
 
拙いブログでしたが、見ていただいてありがとうございました!
 
戦争哲学のwikiのURLを貼っておきますので興味が湧いたら是非!